GJ > 競馬ニュース > 横山武史「1番人気」裏切りは大井でも……。東京スプリント(G3)「ただただ残念」、“他人事”コメントにメンタルを心配する声も?
NEW

JRA横山武史「1番人気」裏切りは大井でも……。東京スプリント(G3)「ただただ残念」、“他人事”コメントにメンタルを心配する声も?

【この記事のキーワード】, ,

JRA横山武史「1番人気」裏切りは大井でも……。東京スプリント(G3)「ただただ残念」、他人事コメントにメンタルを心配する声も?の画像1 20日夜、大井競馬場では東京スプリント(G3)が行われた。勝ったのはこれが昇級戦だった4番人気のシャマル(牡4歳、栗東・松下武士厩舎)。道中は好位外目の3番手を追走し、ゴール前で3頭が横一線に並ぶ大激戦を制した。

「ゴールの瞬間は正直分かりませんでした。何とか出ていてくれ、と祈っていました」とコメントしたのは鞍上を務めた川須栄彦騎手。「とにかくシャマルのレースをして、力を出すことを考えていました」と、これまで通り好位からの競馬を貫き、重賞初挑戦での戴冠に喜びを爆発させた。

 そんなシャマルにハナ差及ばず2着に敗れたのが、連覇を狙ったリュウノユキナ(牡7歳、美浦・小野次郎厩舎)だ。

 

またも1番人気で敗戦……横山武史騎手のメンタルが心配?

 

 2番枠から好スタートを決めると、道中は勝ち馬を左斜め前に見る好位インの4番手を進んだ。直線では内を通って鋭く伸び、残り100mあたりで先頭に立つシーンもあったが、外からシャマルに差し返されたところがゴールだった。

「2頭の勝負を分けたのは4コーナーでの攻防だったと思います。シャマルは終始外々を通って、楽な手応えで直線を向きました。一方、リュウノユキナは4コーナー手前で少しごちゃつくところがありました。直線でも鞍上が一瞬、進路取りを迷いましたね。

シャマルと3着馬ギシギシの間にできた狭いスペースを突くという選択肢もありましたが、川須騎手が外からうまく蓋をしたため、鞍上は挟まるリスクを回避し、ギシギシの内に進路を切り替えました。着差がハナ差だけに、このロスがなければ1、2着馬が入れ替わっていてもおかしくありませんでしたね」(競馬誌ライター)

JRA横山武史「1番人気」裏切りは大井でも……。東京スプリント(G3)「ただただ残念」、他人事コメントにメンタルを心配する声も?の画像2
横山武史騎手

 惜敗したリュウノユキナに騎乗していたのは横山武史騎手だ。この春は高松宮記念(G1)を皮切りにG1で人気馬に騎乗するも、ことごとく期待を裏切ってきた。今回も結果的に1番人気に応えられず、中央でのG1連敗という嫌な流れを断ち切ることはできなかった。

 また、レース後に横山武騎手が残したコメントも注目を集めた。

「各スポーツ紙に掲載されたレース後のコメントも『残念。ただただ残念です』というあっさりしたものでした。各ジョッキーが丁寧なコメントを残している中、これだけではどこか他人事にも聞こえてしまいます。やはり春のG1連敗のショックが大きいのでしょうか……。

昨年はG1を5勝して大ブレーク。一流騎手の仲間入りを果たした横山武騎手ですが、まだ23歳の若者ですからね。口数の少ない今回のコメントを見る限り、メンタル面が少し心配になります」(同)

 残念ながら、大井で逆襲の狼煙を上げることはできなかった横山武騎手。今週末は日曜東京のフローラS(G2)で伏兵ゴールデンアワーに騎乗を予定している。23歳に容赦なく襲い掛かる苦難の道。打開できるのは、他の誰でもない本人だけだ。

(文=中川大河)

<著者プロフィール>
 競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。

JRA横山武史「1番人気」裏切りは大井でも……。東京スプリント(G3)「ただただ残念」、“他人事”コメントにメンタルを心配する声も?のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「面白いこと教えてやるよ」横山典弘、打倒ソールオリエンスに手応えアリアリ!? 馬券に絡んだのはすべて内枠。「父兄参観」と揶揄された2年前とは一変
  2. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  3. 田辺裕信「2歳新馬」お断り!? 未だ騎乗ゼロに隠された真意
  4. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  5. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  6. 武豊命名「5爺」に激震走るナンバー3の卒業…有馬記念でメジロマックイーンを撃破、迫られる「欠員補充」の最有力候補とは
  7. 武豊騎手「パドック意味なし」発言に仰天……馬券購入セオリー「完全否定」のトップ騎手たちが語るパドック必勝法とは
  8. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  9. C.スミヨン騎手「サンデーが拒否」原因はC.ルメール騎手? ドバイターフ(G1)リアルスティール「鞍上ドタバタ劇」の裏事情
  10. JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……