GJ > 競馬ニュース > アウォーディーに「色気」  > 2ページ目
NEW

武豊アウォーディーがドバイワールドC(G1)の世界制覇に「色気」?連敗中も世界最強アロゲートが相手だからこそ目覚める「潜在能力」

【この記事のキーワード】, ,

「1年ほど前からずっとそうなんですが、アウォーディーは最後の直線で先頭に立つと遊んでしまう癖があるようです。いわゆるソラを使うというやつです。そのために主戦の武豊騎手もずっと抜け出すタイミングに気を使っています。

逆に言えば、それでも勝ってしまうほど、力は抜けているんです。ここ2戦は、その気難しさが、さらに表面化してしまった形。決して、力負けでないという陣営の話にも頷けますね」(競馬記者)

 敗れたチャンピオンズCでは先頭に立つのが早すぎてサウンドトゥルーの強襲を許し、東京大賞典では一度先頭に立ってから伸びてきたアポロケンタッキーに馬体を併せにいったものの、上手く併せ馬の形にならず、そこでレースをやめてしまったという。

 このことからもポテンシャルこそ日本でもトップクラスにあるアウォーディーだが、精神面に大きな弱点を抱えているようだ。陣営は海外に行って環境が大きく変わることで精神的な変わり身がないかを期待している。

 だが、逆にアロゲートという圧倒的な存在がいるからこそ、アウォーディーがここ2戦のように早めに先頭に立つシーンが生まれる可能性が極端に低くなることも、ある意味ではプラスか。

 また、今年も出走予定馬を見渡した限り、かなりのハイペースになることが予想される。サバイバル的なペースになることで、遊ぶ余裕がなくなったアウォーディーがその真価を発揮する可能性もある。

「半弟のラニが米国三冠の内、2400mのベルモントSの成績が最も良かったように、天皇賞馬ヘヴンリーロマンスからくる母方の血は、かなりのスタミナを秘めています。この馬は父がジャングルポケットということでスタミナは充分。ハイペースの生き残り戦は、むしろ望むところといった感じではないでしょうか」(同)

武豊アウォーディーがドバイワールドC(G1)の世界制覇に「色気」?連敗中も世界最強アロゲートが相手だからこそ目覚める「潜在能力」のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 【日本ダービー】武豊「何とか間に合いました」キタサンブラック弟と挑む最多7勝目…乗り替わりでも不気味なエコロヴァルツの底力
  2. 【NHKマイルC】C.ルメール「一鞍入魂」アスコリピチェーノと必勝態勢!オークス、日本ダービーも騎乗馬決定か…シックスペンスとはコンビ解消
  3. 【NHKマイルC】“アスコリピチェーノVSジャンタルマンタル”仁義なき社台グループの頂上決戦に決着をつける不気味な伏兵!
  4. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
  5. 【天皇賞・春】「横山典弘マジック」に翻弄された敗戦の弁?大敗でも爪痕残した名手の存在感…テーオーロイヤル、ディープボンドの好走にヒント
  6. 「うまく力を出せた」2年目女性騎手が2ヶ月ぶり白星! 「負担重量の注意義務」を怠り戒告処分も…翌日1Rで名誉挽回の好騎乗
  7. 【宝塚記念】今年のグランプリは「超ハイレベル」の一戦?リバティアイランド、ドウデュースら「最強メンバー」が激突も
  8. 藤田菜七子「日本ダービー騎乗」は幻に!? 武豊シュガークン×エコロヴァルツ「究極の二者択一」ダービー鞍上問題はスピード決着
  9. 三浦皇成「これはモノが違う」悲願のG1初制覇が目前で霧散…「今後、ダート界を引っ張る馬になってほしい」宿敵レモンポップへ1年越しの挑戦状
  10. 【日本ダービー】「芝未勝利馬」の参戦視野に懐疑的な声? 無傷の4連勝でダービー挑戦も「シンガリ」に敗れたサクセスブロッケンの記憶