真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.03.23 10:01
武豊アウォーディーがドバイワールドC(G1)の世界制覇に「色気」?連敗中も世界最強アロゲートが相手だからこそ目覚める「潜在能力」
編集部
「1年ほど前からずっとそうなんですが、アウォーディーは最後の直線で先頭に立つと遊んでしまう癖があるようです。いわゆるソラを使うというやつです。そのために主戦の武豊騎手もずっと抜け出すタイミングに気を使っています。
逆に言えば、それでも勝ってしまうほど、力は抜けているんです。ここ2戦は、その気難しさが、さらに表面化してしまった形。決して、力負けでないという陣営の話にも頷けますね」(競馬記者)
敗れたチャンピオンズCでは先頭に立つのが早すぎてサウンドトゥルーの強襲を許し、東京大賞典では一度先頭に立ってから伸びてきたアポロケンタッキーに馬体を併せにいったものの、上手く併せ馬の形にならず、そこでレースをやめてしまったという。
このことからもポテンシャルこそ日本でもトップクラスにあるアウォーディーだが、精神面に大きな弱点を抱えているようだ。陣営は海外に行って環境が大きく変わることで精神的な変わり身がないかを期待している。
だが、逆にアロゲートという圧倒的な存在がいるからこそ、アウォーディーがここ2戦のように早めに先頭に立つシーンが生まれる可能性が極端に低くなることも、ある意味ではプラスか。
また、今年も出走予定馬を見渡した限り、かなりのハイペースになることが予想される。サバイバル的なペースになることで、遊ぶ余裕がなくなったアウォーディーがその真価を発揮する可能性もある。
「半弟のラニが米国三冠の内、2400mのベルモントSの成績が最も良かったように、天皇賞馬ヘヴンリーロマンスからくる母方の血は、かなりのスタミナを秘めています。この馬は父がジャングルポケットということでスタミナは充分。ハイペースの生き残り戦は、むしろ望むところといった感じではないでしょうか」(同)
PICK UP
Ranking
23:30更新- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!