真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.03.15 09:32
武豊の「有言実行」の重賞勝利に驚愕……「福島に乗りに行きます」”リップサービス”を現実に変えてしまう天才騎手は噓をつかない?
文=村上荒城
今月6日、競馬が全休となる月曜日、競馬界の”顔役”武豊は福島県福島市の中合デパート福島店にいた。自身のデビュー30周年を記念する『武豊展~名馬と共に歩んだ30年~』の開催に合わせトークショーを行うためだ。
その舞台で武豊は「4月8日に開幕する春の福島競馬を楽しみにしている。(4月22日の)福島牝馬S(G3)には乗りに来ると約束します」と宣言。朝から列を作って会場に詰め掛けた、約300人の地元ファンを沸かせる粋な演出だった。
無論、武豊にしても半分は本気で、半分は話の流れで出たリップサービスだろう。エージェント制度が導入されて久しく、複雑に絡み合った昨今の騎乗馬事情。ましてや武豊ほどのトップジョッキーになれば、トークショーから約2カ月先の騎乗予定を決めるのは、よほどの馬やレースでない限りは難しい。
実際に、武豊も2日後に更新した自身のホームページ上では「東北のファンの皆さん、待っていてください」と福島参戦に意欲を見せながらも「7月のラジオNIKKEI賞か七夕賞ぐらいしかチャンスはなさそう」と心境を打ち明けている。やはり、4月の東京や京都開催がある中での福島遠征はスケジュール的にも難しいものなのだろう。
最大のネックは、肝心の福島牝馬Sにコレとった乗り馬がいないことだ。
例え、無理に騎乗馬を用意できたとしても、やはり有力馬に騎乗できる可能性は薄い。そうなると必然的にローカル遠征自体の優先度が下がってしまい、武豊が有力馬を確保しやすい京都や東京での騎乗となってしまうのだろう。
だが、この天才騎手の本当に恐ろしいところは、福島牝馬Sの有力な騎乗馬がいないのなら、それを「自力」で作ってしまうところなのかもしれない。
PICK UP
Ranking
17:30更新- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!