エピカリスはドバイで「もっとも勝てそうな馬」!? 強烈ライバルたちとUAEダービーで激突
※画像:エピカリス 『競馬つらつら』より25日に開催される世界競馬の祭典「ドバイワールドカップデー」に、今年も多くの日本馬が参戦する。
中でもメインレースであるドバイワールドカップ(G1)では、アウォーディー、アポロケンタッキー、ゴールドドリーム、ラニらが世界最強との呼び声もあるアロゲート(米)にチャレンジする。大金星を期待したいところだが、実力差は明らかと見るものも多い。
今年「現実的」に勝利が期待できるのは、同日に開催されるUAEダービー(G2)に出走するエピカリス(牡3歳・美浦/萩原清厩舎)ではないだろうか? ハイレベルと称される3歳ダート戦線の中核を担う1頭が、鞍上にルメール騎手を向かえて世界に挑む。
エピカリスはここまで4戦4勝。デビュー当初から他の追随を許さない走りを見せ、ダート界の「新怪物」として騒がれている。昨年11月の北海道2歳優駿(G3)では、2.4秒差圧勝という歴史的大差をつけるレースを披露した。また前走のヒヤシンスSでは、UAEダービーにも出場するアディラートに3/4馬身差を付けて快勝。馬体重が+18kg、斤量が他馬よりも1kg重いにもかかわらず、圧巻の走りを見せた。まさに同世代では向かうところ敵なしといったところだ。
22日の調教で、エピカリスはダートで6F81秒0-37秒2-12秒0を記録。「デイリースポーツ」の取材に対し、萩原調教師は「馬場も軽いので、時計もそれぐらいは出る。当日まで今の状態をキープしていきたいね」と上々の評価。また鞍上のルメール騎手は調教を目にし「体がとてもきれい。自信があります。この馬とケンタッキーダービーに行きたい」とすでに先を見据えるかのようなコメントを残しているという。
エピカリスは、今年から新設された「JAPAN ROAD TO THE KENTUCKY DERBY」のポイントレースで優勝を果たし、すでにケンタッキーダービーの優先出走権を得ている。UAEダービーで快勝し、はずみを付けたいところだろう。
PICK UP
Ranking
11:30更新
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- JRA調教師の目標は「餌やり」からの卒業!? 競馬界の「影の王」ノーザンファーム外厩大成功に存在意義ズタズタ……
- 四位洋文騎手が「トラウマ」嘆く……武豊騎手も不快感を露にした昨年「マイルCS」ディサイファの悲劇
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- エリザベス女王杯「単勝430.6倍」大激走に19歳ジョッキーも「本当に信じられません」。 武豊1番人気がまさかの結末で生まれたJRA・G1最高配当【競馬クロニクル 第30回】
- 「死活問題」発生に競馬YouTuberが絶滅の危機!? 突然の動画削除にファンも動揺…… チャンネル配信者らに何が起こったのか
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは












