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JRA武豊ジャングロも横山典弘マテンロウオリオンも脱落……過去5年4勝2着1回【NHKマイルC(G1)の法則】で4年連続10万馬券も大楽勝!?

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 8日に開催されるNHKマイルC(G1)は近年「荒れるG1」として有名だ。

 昨年こそ三連単21,180円と比較的堅い結果に終わったが、過去5年を振り返ると2017年から296,160円、129,560円、410,680円、152,750円と4年連続で10万馬券が続いていた。先週の天皇賞・春(G1)は堅い決着だったが、この春のG1は1番人気が未勝利と波乱続き。今週も大荒れになるのだろうか。

 とはいえ、ただ「荒れる」ということが分かっているだけでは意味がない。何故なら、皆が当てられなかったからこそ、馬券は高配当になるのであり、必然的に高配当をゲットする方が、遥かに難易度が高いからだ。ただ、闇雲に穴馬ばかりを勝っても、まず当たらないのが競馬である。

 ただ実は、近年のNHKマイルCには興味深い傾向がある。近5年間を振り返ると「6月デビュー」の馬が4連勝を含む連対率100%を記録しているのだ。

「早い馬が勝つ」のは皐月賞ではなくNHKマイルC?

 

 2017年の優勝馬アエロリット、2018年のケイアイノーテック、2019年のアドマイヤマーズ、2020年のラウダシオンはいずれも「6月中にデビュー戦」を迎えていた存在。昨年のシュネルマイスターこそ9月デビューだったが、2着のソングラインは6月デビューだった。

 ちなみに昨年のNHKマイルCにはソングラインの他に、4頭の6月デビュー組が出走していた。残念ながら馬券には絡んでいないが、11番人気のリッケンバッカーが4着、15番人気のロードマックスが5着となれば、やはり6月の早期デビュー組を甘く見ることはできないだろう。

 現在のNHKマイルCは「はやい(早い・速い)馬が勝つ」と言われている皐月賞(G1)以上に、早期デビューが大きなカギを握っているというわけだ。

 その上で今年の6月デビュー組に注目すると、5頭が該当。その中には1、2番人気を分け合うであろうセリフォスとダノンスコーピオンも含まれている。残念ながら、今年は穴党の出番なしという可能性もありそうだが、狙ってみたい馬がいる。

 6月デビュー組の1頭キングエルメス(牡3歳、栗東・矢作芳人厩舎)だ。

 ここまで4戦2勝ながら、勝ったのはいずれも1400m以下。前走のアーリントンC(G3)でダノンスコーピオンに敗れており(3着)、本番のここでは伏兵止まりの評価になりそうだ。

 しかし、実は過去のNHKマイルCの上位馬には、後々「スプリント路線」を沸かせる馬が目立っている。

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ソングライン 撮影:Ruriko.I

 昨年の2着馬ソングラインが、今年2月にサウジアラビアの1351ターフスプリント(G3)を制しただけでなく、一昨年の勝ち馬ラウダシオンや2着レシステンシアも、その後はマイルよりも1400m以下で結果を残している。

 また、2018年には後に高松宮記念(G1)を勝つミスターメロディが4着に好走。2015年2着のアルビアーノは後のスワンS(G2)の勝ち馬だ。また2014年の覇者ミッキーアイル、2005年のラインクラフト、2007年の2着ローレルゲレイロなども後にスプリントG1で連対している。

 この背景には、春の東京開催特有の「高速馬場」が挙げられる。良好で走りやすい馬場が手伝って、スタミナよりもスピード能力に長けた馬に有利な状況になることが多いためだ。

 その点、先述した通りキングエルメスは1400m以下で2戦2勝。特に1200mだったデビュー戦や1400mの京王杯2歳S(G2)で楽に先行できたスピードは、近年のNHKマイルCでは大きな武器になる。一部から距離不安が囁かれているが、1600mになってペースが落ち着くことで楽に追走でき、かえって脚が溜まるケースもあるのだ。

 酷似したパターンでは、一昨年に9番人気で勝利したラウダシオンも1400m以下で3勝という反面、マイル戦で未勝利という馬だった。

 また、6月デビュー組には1400mのファルコンS(G3)を勝ったプルパレイもいる。こちらもスピードに秀でた馬だが、ゲートに大きな問題を抱えていることがネック。無論、こちらもチャンス十分の存在だが「第2のラウダシオン」を探すというテーマなら、安定して先行できるキングエルメスに分があるか。

 ちなみに「6月デビュー組」最後の1頭はソリタリオ。こちらも人気はなさそうなだけに、馬券の端には加えておきたい。

 残念ながら?今年はセリフォス、ダノンスコーピオンといった上位人気馬が該当したため、昨年同様やや堅い決着になるかもしれないが、それでもキングエルメス、プルパレイ、ソリタリオといったところは配当の魅力もある。

 何より、ニュージーランドT(G2)を勝った武豊のジャングロや、シンザン記念(G3)を勝った横山典弘騎手のマテンロウオリオン、ジュニアC(L)で強い競馬を見せたインダストリアといった人気どころを軽視できるのは大きい。

 過去5年で4度の10万馬券を記録しているNHKマイルCは、春G1 の中でも大荒れが期待できるお宝レースだ。それでも6月デビュー組が活躍する確固たる傾向がある以上、ここで狙わない手はない。春の連続G1開催はまだまだ長い。ここでまとまった軍資金をゲットしたいところだ。

(文=大村克之)

<著者プロフィール>
 稀代の逃亡者サイレンススズカに感銘を受け、競馬の世界にのめり込む。武豊騎手の逃げ馬がいれば、人気度外視で馬券購入。好きな馬は当然キタサンブラック、エイシンヒカリ、渋いところでトウケイヘイロー。週末36レース参加の皆勤賞を続けてきたが、最近は「ウマ娘」に入れ込んで失速気味の編集部所属ライター。

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