真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.03.29 10:14
【データが示す】キタサンブラック大阪杯ぶっつけローテの「危険度」参考になるのは「あのレース」だ
文=江坂幸太(ギャンブルジャーナル・データ班)

今年からG1昇格を果たし、リニューアルされた大阪杯。舞台設定に変更があったわけではないが、春古馬三冠の第一弾として重要度、そして出走馬の”本気度”は遥かに増した。
実際に昨年の大阪杯はG1を目指す各馬の始動戦としての位置づけであり、出走11頭中4頭が年明け初戦。有馬記念からキタサンブラックとラブリーデイ、ジャパンCからショウナンパンドラ、香港Cからヌーヴォレコルトと「G1級」の馬たちの多くは休み明けだった。
しかし、今年は打って変わって年明け初戦として迎えるのは、キタサンブラックただ1頭のみ。前哨戦として金鯱賞(G2)が移設されたこともあって、他の出走予定馬はすべて年明け初戦を消化している。
昨年の年度代表馬でもあるキタサンブラックは絶対的な大本命といえるが、やはりローテーション的な不利は否めない。実際に昨年も中山記念(G2)を使ったアンビシャスに敗れているだけに、この事実を軽視することは難しい。
では、実際のところキタサンブラックは大丈夫なのか。検証に過去の大阪杯のデータを洗ってもよかったが、冒頭でふれたようにG2とG1では各馬の本気度が違うため、あまり参考にはならないだろう。
となれば、打ってつけのレースがある。毎年の秋の古馬王道路線の開幕を告げる天皇賞・秋(G1)だ。
この天皇賞・秋とG1に昇格した大阪杯は”立場的”に非常に似ている。同じ古馬三冠の第一弾として、オールカマー(G2)や毎日王冠(G2)、京都大賞典(G2)といった前哨戦を経由してくる馬がいる一方、秋古馬三冠を睨み休み明けぶっつけで挑戦してくる有力馬が毎年のようにいるからだ。
前提として、今回はその中でも最も数が多い「宝塚記念(G1)からのぶっつけ組」に着目したい。
PICK UP
Ranking
5:30更新
横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
JRA「強制卒業」させられたリーディング下位騎手のフリー化が続々、内輪揉めや騎乗馬の確保を心配する声も…「誰も得をしなかった」介入とは
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- JRA荻野極と横山武史が「誤爆」で一触即発!?「ふざけんな!ナメてんのか!」1番人気大敗の腹いせにタオル投げるも……
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- JRA北村友一騎手「しがらき巡礼」で小倉リーディング!? “モレイラ旋風”吹き荒れる中、秋競馬は「中堅騎手」が高配当の使者になる?
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- 【朝日杯FS】「勝ち馬は強かった」ジャンタルマンタル降板の元主戦は16着大敗もかつての相棒を称賛。もう1頭の「大物」と暮れの中山で鬱憤晴らしへ















