GJ > 競馬ニュース > 【徹底考察】キタサンブラック
NEW

【徹底考察】大阪杯(G1)キタサンブラック「昨秋、何故2000mの天皇賞を使わなかったのか。主戦の武豊が『これだけは避けたい』展開」

【この記事のキーワード】, ,
【徹底考察】大阪杯(G1)キタサンブラック「昨秋、何故2000mの天皇賞を使わなかったのか。主戦の武豊が『これだけは避けたい』展開」の画像1

「考察」

 天皇賞・春(G1)とジャパンC(G1)を制し、昨年の年度代表馬に輝いたキタサンブラックがG1昇格を果たした大阪杯から始動する。

 有馬記念(G1)から休養を挟み大阪杯から始動という流れは、昨年とまったく同じ。昨年の大阪杯は武豊騎手との初コンビで、前走からプラス2㎏の馬体重で出走したがクビ差の2着。同世代のアンビシャスに後塵を拝した。

 11頭立てで行われたレースはライバルとなりそうな逃げ馬がいないこともあって、キタサンブラックがすんなりとハナへ。毎年、フルゲートにならずペースの上がらない傾向にある大阪杯だが、スタートの3ハロン36.8秒は過去10年の良馬場で2番目の遅さ。マイネルラクリマが鈴をつけに行ったが積極的ではなく、本馬にとっておあつらえ向きの展開だったといえる。

 ただ唯一の想定外は、普段は後方からレースをしているはずのアンビシャスが積極策に打って出たことだ。マイネルラクリマを交わして2番手に浮上すると、キタサンブラックをマーク。1000mは61.1秒で通過している。

 そこから12.5秒‐12.1秒とペースが上がらず、結局勝負は上り3ハロンの瞬発力勝負に。キタサンブラックも自身の上り3ハロンのベスト大きく更新する33.6秒の脚を繰り出したが、33.4秒で上がったアンビシャスにキレ負けて2着に敗れた。

 勝ち馬とはわずかクビ差であり、両者には2㎏の斤量差もあったためキタサンブラックにとっては、まったく悲観する内容ではなかった。

 また今年はG1に昇格し、マルターズアポジーという確固たる逃げ馬も出走するため、昨年のような流れになることは考えにくいといえるだろう。

 ただ当時は「G1級」と騒がれたアンビシャスも、その後は宝塚記念(G1)を大敗し、天皇賞・秋(G1)でも4着と期待ほどの成績は残せていない。

【徹底考察】大阪杯(G1)キタサンブラック「昨秋、何故2000mの天皇賞を使わなかったのか。主戦の武豊が『これだけは避けたい』展開」のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 三浦皇成「これはモノが違う」悲願のG1初制覇が目前で霧散…「今後、ダート界を引っ張る馬になってほしい」宿敵レモンポップへ1年越しの挑戦状
  2. 【日本ダービー】武豊「何とか間に合いました」キタサンブラック弟と挑む最多7勝目…乗り替わりでも不気味なエコロヴァルツの底力
  3. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
  4. 藤田菜七子「日本ダービー騎乗」は幻に!? 武豊シュガークン×エコロヴァルツ「究極の二者択一」ダービー鞍上問題はスピード決着
  5. 日本ダービー馬は運が良いだけ!? 天皇賞・春(G1)J.モレイラ「完璧騎乗」もタスティエーラ惨敗の絶望感…G1「2勝以上」上積みは2007年ウオッカが最後
  6. 「信じた俺がアホ」天皇賞・春(G1)大本命テーオーロイヤル優勝も「自信の1点勝負」は空振り…藤田伸二氏が前夜に感じ取っていたドゥレッツァの危険な前兆
  7. 【天皇賞・春】ドゥレッツァでもタスティエーラでもない光明!? レベル疑問の4歳世代に「惑星ステイヤー候補」が登場
  8. 【天皇賞・春】「横山典弘マジック」に翻弄された敗戦の弁?大敗でも爪痕残した名手の存在感…テーオーロイヤル、ディープボンドの好走にヒント
  9. 【ケンタッキーダービー展望】「5戦5勝」フォーエバーヤングの気になる現地オッズは?最有力シエラレオーネとの「従兄弟対決」に熱視線!
  10. 【NHKマイルC】アスコリピチェーノ主戦を背に追い切りも「鞍上未定」の怪…レース当週C.ルメール復帰予定、何かしらのサプライズも?