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暑さと「毛色」に相関性あり!? 真夏に買える芦毛と消せる〇〇

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撮影:Ruriko.I

 今週火曜日に東北北部の梅雨明けが発表され、暑さはこれからが本番。JRAでは暑熱対策のため、今週と来週は小倉開催を休止し、札幌と新潟の2場で開催される。

 サラブレッドは人間に比べると寒さに強く、暑さに弱いとされるが、中には“夏馬”と呼ばれる存在もいる。古馬であれば、過去の戦績から夏場に走るかどうかの判別がある程度つくが、キャリアが浅い2~3歳馬は手掛かりが少ない。

 そこで注目したいのが馬の毛色だ。公益財団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナルで認められている毛色は全部で8種類あるが、今回スポットを当てたのは白系(芦毛、白毛)と黒系(青毛、青鹿毛、黒鹿毛)である。

 人間の世界でも、真夏は服の色を意識する人も少なくないはず。たとえば暑い日に服を選ぶ際、黒系を避けて、白系を選ぶことが多いだろう。一般的に黒は日光を吸収しやすく、逆に白は日光を反射しやすいと言われている。つまり黒より白の方が涼しく感じるというのが我々の共通認識となっている。

真夏に買える芦毛と消せる〇〇

 そこで今年7月のJRA全レースを対象に毛色別の勝率を調べて、毛色で違いがないかを調べてみた。以下が勝率順に並べたものである。

【毛色別勝率ランキング、今年7月(2~24日)のJRA全レースを対象】
1位 白毛 33.3%(3戦1勝)
2位 芦毛 10.3%(234戦24勝)
3位 鹿毛  8.3%(1666戦139勝)
4位 栗毛  8.2%(711戦58勝)
5位 青鹿  6.18%(291戦18勝)
6位 黒鹿  6.15%(747戦46勝)
7位 青毛  4.8%(42戦2勝)
8位 栃栗  0.0%(5戦0勝)

 絶対数が少ない白毛と栃栗毛はあくまでも参考扱いにするのが無難だが、それでも白毛は3戦1勝で、3着も1回ある。また、白に近い芦毛は勝率10.3%で、この7月に限れば、好走率はかなり高いといえるだろう。

 一方で、真っ黒な馬体の代表格でもある青毛は勝率4.8%。青毛に次いで黒みが強い青鹿毛や黒鹿毛も、鹿毛や栗毛に比べても勝率は低くなっている。サンプル数は決して多くないが、やはり、夏場は「白>黒」という方程式が成立しているとはいえないだろうか。

 今週末の最高気温は新潟が土日ともに33~34度、札幌も30度前後の真夏日が予想されている。

暑さと「毛色」に相関性あり!? 真夏に買える芦毛と消せる〇〇の画像2
ウォーターナビレラ 撮影:Ruriko.I

 日曜札幌メインのクイーンS(G3)には“黒系”の馬が3頭出走予定。そのうちの1頭が1番人気濃厚な青鹿毛のウォーターナビレラだ。昨年8月に札幌で2歳新馬を勝利しているものの、初の古馬相手に暑さ対策は万全か。

 一方、同レースに出走する芦毛は1頭だけ。ヴィクトリアマイル(G1)18着からの巻き返しを期すメイショウミモザだ。2年前に3連勝を決めているが、その舞台が夏の北海道シリーズだった。白い馬体を武器に反撃なるか。

 新潟の日曜メイン、アイビスSD(G3)には青毛と青鹿毛は0頭。黒鹿毛が4頭いるが、うち3頭が絶好枠の8枠に収まり過剰人気しそう。

 一方で、芦毛は7枠15番のクリスティがいるだけ。初距離に加え、近走は惨敗が続いていて、かなりの人気薄が予想されているが、日光を反射しての激走はないだろうか。

 ただでさえ難解な夏競馬だが、ちょっとした馬券のヒントに毛色を確認してみるのも一案かもしれない。

(文=中川大河)

<著者プロフィール>
 競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。

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