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【エルムS(G3)展望】8連勝中の大器が重賞初制覇へ!

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 8月7日、札幌競馬場ではエルムS(G3)が行われる。今年は中央と地方で8連勝中の上がり馬が主役を張ることになりそうだ。

 その馬の名前はブラッティーキッド(牡4歳、栗東・中尾秀正厩舎)。昨年11月に移籍先の兵庫・園田で初勝利を挙げると、園田と姫路で5連勝、さらに中央再転入後に3連勝し、合計8連勝で重賞舞台にたどり着いた。

 前走の大雪ハンデキャップ(3勝クラス)は中団を追走。3~4コーナーの勝負所で徐々に進出すると、直線で鞍上の水口優也騎手が「追った分だけ伸びる感じ」と絶賛した末脚を見せつけた。

「ここに来てビックリするほど強くなっています」とも語った水口騎手。ブラッティーキッドとは中央在籍時の14戦すべてでコンビを組んでおり、地方に移籍前にデビュー11連敗を喫した苦しい時もともに歩んできた。

 騎手生活13年目を迎えた水口騎手にとって、重賞挑戦はこれが25回目。これまでは下位人気の馬への騎乗がほとんどで、今回は最も人気を集めることになるだろう。

 通算65勝の苦労人がプレッシャーに打ち勝って、悲願の重賞初制覇を飾れるかに注目したい。

 重賞初挑戦のブラッティーキッドに立ちはだかるのは重賞3勝の実績馬、スワーヴアラミス(牡7歳、栗東・須貝尚介厩舎)だ。

 重賞3勝のうちの1勝が昨年のこのレースだった。4番人気で臨んだ昨年はテンからいつもと変わらぬズブさを見せ、終始、追っつけられながらも好位を追走した。

 4角では外から進出してきたオメガレインボーに手応えで見劣っていたが、直線でスワーヴアラミスもしぶとく内から応戦。最後は自慢の勝負根性で差し返して、20年のマーチS(G3)以来の重賞2勝目を飾った。

 その後は今年1月の東海S(G2)も制したが、近3走はフェブラリーS(G1)13着など凡走が続いている。

 得意とする夏の北海道で2004-05年のパーソナルラッシュ以来の連覇を狙うが、年齢がネックとなる可能性も。レースが創設された1996年から昨年まで7歳以上の馬はのべ82頭が出走しているが、「0-6-2-68」と全敗している。

 実績、地力ともに最上位といえる存在だが、年齢の壁を超えられるかに注目だ。

 7番人気だった昨年の当レースでスワーヴアラミスと追い比べを演じたオメガレインボー(牡6歳、栗東・安田翔伍厩舎)は、1つ上の着順を目指す。

 昨秋は武蔵野S(G3)とカペラS(G3)でも堅実な末脚を発揮。どちらも6番人気で3着と、重賞制覇にもう少しのところまで迫っている。

 近2走は栗東S(L)とマリーンS(OP)で1番人気を裏切り、3着と4着に敗れているが、人気を落としそうな今回は逆に走ってきそうな雰囲気。

 鞍上を務めるのはエルムSと好相性の横山和生騎手。思い返せば、同騎手が重賞初勝利を飾ったのがハイランドピークで臨んだ4年前のこのレースだった。

 その後はハイランドピークで19年が2着、20年は4着、そして昨年がオメガレインボーで2着と4年連続で上位争いに加わっている。今年もここ4年のイメージで騎乗できれば上位争いには加わってくるだろう。

 函館ダート1700mのマリーンSでオメガレインボーに先着した3頭も怖い存在だ。

 ハナ差の接戦を制したのは6番人気まで評価を落としていたフルデプスリーダー(牡5歳、美浦・斎藤誠厩舎)。終始インの好位をうまく立ち回り、昇級後7戦目でオープンクラス初勝利を挙げた。札幌ダート1700mでは昨年6月に報知杯大雪山特別(2勝クラス)を制しており、コース実績もある。

 フルデプスリーダーとハナ差の2着だったウェルドーン(牝4歳、栗東・角田晃一厩舎)は、3歳時に関東オークス(G2)を制覇し、続くジャパンダートダービー(G1)でも牡馬に交じって3着に好走した実力馬。武豊騎手とのコンビで重賞2勝目を狙う。

 マリーンS3着のロードエクレール(牡4歳、美浦・斎藤誠厩舎)は今年1月に3勝クラスを突破。昇級後はオープン、リステッドで3戦連続3着以内と安定している。この馬も昨年夏にこの舞台で2勝クラスを勝利しており、侮れない1頭だ。

 この他には、プロキオンS(G3)で14番人気ながら自身4度目となる重賞2着に激走したヒストリーメイカー(牡8歳、栗東・新谷功一厩舎)、6月の大沼S(L)を勝ってリステッド2勝目を挙げたアイオライト(牡5歳、美浦・武藤善則厩舎)なども上位進出をうかがう。

 ブラッティーキッドが破竹の9連勝を飾るのか、それともスワーヴアラミスが連覇を果たすのか、はたまたオメガレインボーが昨年2着から巻き返すのか……。北の大地で行われる唯一のダート重賞は、15時35分に発走予定となっている。

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