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世界的名手に騎手免許取り消しという処分が下されてしまった。
仏パリ・チュルフ紙が報じた内容によると、フランスの競馬統括機関フランスギャロは8日、内務省の要請に従い、P.ブドー騎手の騎手免許取り消しを決定したとのこと。ブドー騎手は昨年5月に女性への暴行容疑で起訴され、騎乗停止処分ともなっていた。
同騎手は2015、16、20年と3度の仏リーディングに輝き、2019年の凱旋門賞(仏G1)をヴァルトガイストとのコンビで制したトップジョッキーだ。日本でも短期免許で騎乗したことがあり、通算9勝を挙げた名手の不祥事に衝撃が走った。
また、ブドー騎手はフランスでC.スミヨン騎手とリーディングを争うライバルといえる関係でもあった。日本に置き換えれば、武豊騎手やC.ルメール騎手クラスの大物が騎手免許を取り消されたともいえ、事態の深刻さもイメージしやすいだろう。
その一方で、日本の競馬ファンがブドー騎手の名前を聞いて、思い出さずにいられないのは、14年に来日した際にJRAから戒告処分を受けた一件かもしれない。
ブーツを履かずに騎乗した「奇行」の過去
思わぬアクシデントが発生したのは、14年11月15日に東京競馬場で行われた6Rのメイクデビュー東京でのことだった。芝1600m(13頭立て)のレースで、ブドー騎手は12番人気のノワールギャルソンを2着に導き、波乱を演出した。
だが、既定の斤量である55キロをクリアできなかったため、「ブーツを履かないままレースに騎乗していた」ことが発覚し、騎手の装具について注意義務を怠ったとして戒告処分を受けている。
ブドー騎手は173センチの長身ということもあり、その後も体重調整に苦労し、最終的に免許期間を1カ月ほど残して帰国していた。
日本でもデビュー2年目の西谷凜騎手が体重管理に苦しんだ結果、保護ベストのクッションを抜くなどの不正改造で騎乗停止処分を受け、最終的に騎手を引退して11月から調教助手に転身したこともあったが、最後の最後まで葛藤を続けた西谷騎手とブドー騎手の所業を比べるのは少々酷だろうか。
 当時、ブーツを履かずに騎乗するという“奇行”で注目を集めたブドー騎手が、久々に日本で話題になったきっかけが、まさか女性への暴行容疑で免許取消というのは、あまりにも淋しい話である。
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