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武豊「痛かった」想定外のアクシデントに恨み節…大逃げ再現に明暗分かれる結果

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 10月末の天皇賞・秋(G1)では、大逃げが功を奏したパンサラッサが2着に好走。その前日のアルテミスS(G3)ではラヴェルが勝利を挙げるなど、矢作芳人厩舎の管理馬が重賞戦線で存在感を見せていた。

 しかし、先週末のアルゼンチン共和国杯(G2)では、予期せぬアクシデントにより、別の形で注目を集めることとなってしまった。

 矢作師が送り出したのは坂井瑠星騎手が騎乗したキングオブドラゴン。11番人気の伏兵評価ではあったが、最内枠を生かして好発を決めて単騎逃げに成功。向こう正面に入るころには後続に5馬身程度の差をつけていた。

 その後も競り掛けてくる馬は無く、淡々と自分のペースで一人旅を続けていく。パンサラッサほどの大逃げではなかったが、2週連続の”矢作マジック”の炸裂を期待したファンもいたかもしれない。

 順調に4角を迎えたキングオブドラゴンは、先頭のまま最後の直線へ入る。後続馬が押し寄せる中、どこまで粘れるかというタイミングで、想定外のアクシデントが発生してしまった。逃げていたキングオブドラゴンが突然内側に斜行し、ラチに激突したのだ。

 これにより、バランスを崩したキングオブドラゴンは失速し、ラチに弾かれた同馬の煽りを受けた後続馬も減速や玉突きがあったように、勝負どころで少なからずレースに影響を及ぼした。

 結果的に運よくアクシデントの被害を受けずに済んだ、ブレークアップが脚を伸ばして勝利した一方で、ロスのあったハーツイストワールは2着に惜敗した。

「痛かった」想定外のアクシデントに恨み節…

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武豊騎手 撮影:Ruriko.I

 同馬に騎乗していた武豊騎手も「直線でアクシデントがあってブレーキを踏んだのが痛かったです」と“恨み節”とも取れるコメントを残し、ブレークアップで勝利した田辺騎手は「アクシデントでヒヤッとするところはありましたが、上手く回避できました」と明暗が分かれる結果となった。

 こうした両騎手のコメントをみても、キングオブドラゴンのアクシデントがレース全体に与えた影響は大きかったはずである。幸いにも大きな事故には繋がらなかったが、キングオブドラゴンには平地調教再審査が課されることとなった。

 2週続けて府中の重賞で逃亡劇を図った矢作厩舎の管理馬ではあったが、パンサラッサが大歓声を浴びた天皇賞・秋とは一転して、キングオブドラゴンは思わぬアクシデントに見舞われてしまった。

 今週末の福島記念(G3)にもユニコーンライオンが出走を予定している矢作厩舎。こちらも積極的なレース運びを身上とする馬だけに再度の逃走劇が見られるかもしれない。府中から福島へと舞台は移るが、今度こそ最後まで逃げ切ることができるだろうか。

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