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岩田望来「痛恨」の不完全燃焼…土日「名牝の仔」騎乗もただの連敗より「痛い」ワケ

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岩田望来騎手 撮影:Ruriko.I

 27日に阪神競馬場で行われた6Rの2歳新馬は、5番人気のイングランドアイズが優勝。オークス馬ヌーヴォレコルトを母に持つ良血が、嬉しいデビュー勝ちを決めた。

 レース後、鞍上の横山和生騎手は「まだ難しいところがある」と課題を挙げつつも、「順調に気持ちも体も成長してほしい」と期待を寄せつつコメント。まだ初陣を飾ったばかりとはいえ、その血統背景からも今後が楽しみな存在だ。

 そんなイングランドアイズと同様に、良血と期待されながら4着に敗れたのが、岩田望来騎手の2番人気プレドミナル(牡2、栗東・藤原英昭厩舎)である。

 桜花賞(G1)2着、オークス(G1)3着のクルミナルを母に持つプレドミナル。姉ククナ、兄アライバル共に重賞好走歴のある良血だ。

 戦前のオッズでは、先日のJBCレディスクラシック(G1)を勝ったヴァレーデラルナの妹ハーパーと2強を形成。期待の良血馬同士の戦いに注目が集まっていた。

「痛恨」の不完全燃焼…

 だが、ハーパーが2着した一方で、プレドミナルは上がり最速の脚で追い込みながら、最後はやや前が壁となる不完全燃焼な結果に。この岩田望騎手の騎乗ぶりには、ネットの掲示板やSNS等でも「あの騎乗はないわ」「もったいない」など、ファンから厳しい声が上がっていた。

「レース後に岩田望騎手も『3~4角で他の馬と接触して、位置が下がってしまった』と振り返っていましたが、やはり不利が痛かったですね。最後の直線では行き場をなくすシーンもありましたが、最終コーナーで位置取りを下げてしまったことが最大の原因だと思います。今回は不運な面もありましたが、『次は良くなる』と鞍上も話していましたし、次戦はきっと決めてくれるでしょう」(競馬誌ライター)

 実は、前日の新馬戦でもG1・3勝のストレイトガールを母に持つ良血アスクビートルズに騎乗するも、1番人気で3着に敗れている岩田望騎手。連日に渡り期待馬のデビュー戦を任されたが、どちらも結果を出せずに終わっている。

 これだけでも十分痛いかもしれないが、岩田望騎手にとってさらに痛いのは、敗れた2頭が、どちらも師匠の藤原調教師の管理馬だったことだ。

「27日終了時点で2歳戦は11勝と好調な岩田望騎手ですが、所属する藤原厩舎の馬では9戦して未だ勝利がない状況です。しかも、そのどれもが4番人気内に支持されていた馬でした。

そんな影響もあってか藤原厩舎の2歳戦は未だ3勝止まり。トップが11勝ですから、やはり物足りない数字です。今年はここまで39勝でリーディング8位と、すでに昨年を上回っていますが、もし2歳戦が順調ならもっと勝ち星を伸ばしているかもしれませんね」(同)

 2歳戦では不振が続いているものの今年39勝の内、約半数の19勝を挙げているのが岩田望騎手。5月にはアスクワイルドモアで重賞2勝目を挙げるなど、所属騎手としてしっかりと結果を残している。

 だが、2歳馬は厩舎の未来を支える存在。期待馬を託されている弟子としては不名誉な連敗を止めて、来年のクラシックに明るい光を届けたいところだ。これからの巻き返しに期待したい。

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