
新興オーナーの「非情采配」に賛否!? 関西の若手騎手が田辺裕信に続き降板

今年の菊花賞(G1)で3着に好走したジャスティンパレス(牡3歳、栗東・杉山晴紀厩舎)が、次戦に予定している有馬記念(G1)で来日中のT.マーカンド騎手と新コンビを組むことが分かった。
春は皐月賞(G1)と日本ダービー(G1)で共に9着に敗れたが、ひと夏を越して完全に一皮むけた様子。中山競馬場は昨年のホープフルS(G1)で2着に好走した舞台でもあるため、名手の手綱さばきに大いに注目が集まりそうだ。
これにより、惜しくも同馬から降板となってしまったのが鮫島克駿騎手である。
同騎手は今年9月の神戸新聞杯(G2)でジャスティンパレスと初コンビを結成。3週連続で調教に跨っていた効果もあったのだろう、テン乗りとは思えない息のあったレース運びで後続に3馬身半差の完勝を収めている。
前走の菊花賞では不利と言われる外の17番枠からのスタートだったが、ロスを最小限に抑える騎乗で勝ち馬からはわずか0秒1差。ここでお役御免にはなるものの、近2走ではほぼベストを尽くしたといっていいだろう。
「8年目26歳の鮫島駿騎手は先日もトウシンマカオとのコンビで京阪杯(G3)を勝利。先週終了時点で74勝をあげキャリアハイを更新している期待の若手です。
インタビューなどでも常に謙虚な姿勢で、好感を抱いているファンも多いだけに、今回はやや残念な乗り替わりとなってしまいそうですね」(競馬誌ライター)
新興オーナーの「非情采配」に賛否!?
このスイッチに関しては、SNSやネット掲示板などにも一部のファンから「鮫島駿騎手のままでいいのに」「マーカンド騎手が上手いのはわかるけど悲しい」といったコメントが寄せられた。また中には「このオーナーさんは騎手起用に結構ドライだな」という声もあった。
ジャスティンパレスを所有する馬主歴4年目の三木正浩氏は、昨年から勝ち星を一気に増やしてきた新興のオーナーだ。靴流通大手『ABCマート』の創業者としても有名だろう。
そんな三木オーナーは今春、エリカヴィータでも今回と似たような出来事があった。

オークス(G1)を目指していた同馬は田辺裕信騎手との新コンビでフローラS(G2)を優勝。テン乗りで結果を出した鞍上は「ガッツのある走りをしてくれた。これから更に強くなってくれそうです」と、確かな手応えを口にしていた。
だが後日、本番のオークスでは福永祐一騎手に乗り替わることが決定。これについて管理する国枝栄調教師は「田辺騎手は上手く乗ってくれたが、オーナーサイドから要望があった」とコメント。やや非情ともとれそうな采配にはネットなどでも物議を醸すことになった。
その福永騎手で臨んだ本番は6番人気9着に終わり、レース後には「乗り替わる必要があったのか」など不満の声も散見した。ちなみに降板となった田辺騎手は他に乗り馬がいなかったため、同レースを見学している。
「前哨戦での田辺騎手の騎乗は見事でしたが、あくまでも初騎乗であり、リリーフを想定しての依頼だったということも考えられそう。福永騎手は過去にオークスを3勝しているため、同レースを制覇するためより鞍上を強化したという見方もできるでしょう。
ジャスティンパレスは管理する杉山晴厩舎がジャパンC(G1)でもデアリングタクトの手綱をマーカンド騎手に託していたことから、陣営が同ジョッキーの腕を買っているということもあるかもしれませんね」(同)
エリザベス女王杯(G1)から3週連続でG1を制するなど、短期免許で参戦中の外国人ジョッキーたちが猛威を振るっているのは周知の通りである。果たして、今回の騎手チェンジは吉と出るのだろうか。
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