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「歴史的ダービー馬枠」クリンチャーの粘り込みに注意!? もっとも不気味な伏兵の「共通点」と「不安点」

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kurincha-.jpgクリンチャー(競馬つらつらより)

 28日の日本ダービー(G1)において、実績がありながらも伏兵扱いの域を出ない馬が1頭。

 それが、皐月賞4着のクリンチャー(牡3 栗東・宮本厩舎)だ。

 前走は道中3番手につけ徐々に進出し、最後の直線では早めにスパートをかけ一時先頭に立つ勢いだった。最終的に上位3頭に交わされたものの、その粘り腰は特筆に値するものだったろう。実際、インコースをうまくついた5着レイデオロに先着を許さなかった点も能力の高さといえる。

 新馬戦こそ中団からの競馬を試みて12着に大敗したものの、その後脚質を「逃げ・先行」に転換してからは見違えたレースぶりを披露。未勝利を3馬身差で完勝すると、続くすみれS(OP)も4馬身で圧勝している。すみれSの2着はタガノアシュラ、3着はキセキと素質馬であり、十分に評価すべきところだろう。

 それでも人気がなかなか上がらないのは、クリンチャーそのものの地味さもあるが、何より父ディープスカイの種牡馬としての成績だろう。これまで芝における活躍馬はほぼおらず、ダートでの勝ち上がりの印象が強い。アグネスタキオンの後継として活躍が期待されているものの、繁殖の船出は苦しい状況だ。

 そんな中、彗星のごとく現れたのがこのクリンチャーだ。スタートダッシュを武器に先行し最後まで脚を伸ばし続けるその姿は、先週のオークスのように「前がまったく止まらない馬場」になった場合、相当な脅威となる。

 25日に発表された枠順では、3枠5番。歴代ではオルフェーヴルやディープインパクトがダービーを制した「名馬枠」であり、先行するにはちょうどいい枠である。

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