
【目黒記念(G2)展望】大魔神佐々木主浩氏がダービーデーを締めくくる!? 難解重賞の勝者は?

28日(日)は競馬の祭典となる日本ダービー(G1)が行われ、東京競馬場はお祭りムード一色となるだろう。そんな特別な1日の締めくくりとして開催される伝統の目黒記念(G2)にも楽しみなメンバーが揃い、最終レースまで多いに楽しませてくれることだろう。ダービーデーの最終レースという特別な舞台への出走を予定している有力馬を紹介する。
東京競馬場のレースで優秀な成績を残すヴォルシェーブ(牡6、栗東・友道厩舎)が得意の舞台で重賞初制覇を目指す。前走のメトロポリタンS(OP)では今年の初戦であることを感じさせない盤石のレースで、オープンクラスでの初勝利を上げることができた。昨年のアルゼンチン共和国杯(G2)では、昇級初戦の休み明けながら3着に入り重賞でも十分通用する力があるところを見せていた。今回は叩き2戦目と絶好のローテーションでこのレースに照準を合わせてきた。アルゼンチン共和国杯(G2)の時と比べると斤量が1.5kg増えることになるが、前走の様な走りを見せることが出来れば問題なくこなすことは可能だろう。ここで重賞初制覇を果たして、夏のグランプリへの出走のきっかけにすることは出来るだろうか。
クリプトグラム(牡5、栗東・藤原厩舎)は故障からの復帰戦となる。レース後に故障が見つかり、休養から約1年ぶりのレースで力を出し切れるかがカギとなりそう。昨年のこのレースで勝利した相手には斤量差があったとはいえ、後の宝塚記念(G1)を勝利したマリアライトなどがいただけに、今年のメンバーの中では能力的に上位の存在と言えるはずだ。故障以外のトラブルも重なり間隔は空いてしまったが、調教での動きは上々で久々のレースでも活躍できる状態にあるようだ。1年間を棒に振ってしまった鬱憤を晴らし、連覇を達成することが出来るか注目だ。
モンドインテロ(牡5、美浦・手塚厩舎)にも十分チャンスはある。前走の大阪杯(G1)では大きく負けたが、初のG1挑戦でキタサンブラックなどの強豪相手だったことを考えれば、悲観することは無い。実際に2走前の日経新春杯(G2)、3走前ステイヤーズS(G2)ではそれぞれ3着とG2のレースではその存在感を示している。前走でトップホース達に負けてしまった悔しさを晴らすためには、1つ1つ実績を重ねて経験を積んでいくしかないだろう。その為の仕切り直しとなるここで、いい結果を残しておきたい。
PICK UP
Ranking
5:30更新「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
宝塚記念(G1)団野大成「謎降板」に関西若手のエースが関係!? 武豊の不可解な登場と突然のフリー発表…関係者を激怒させた「素行不良」の舞台裏
浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
- 未勝利ルーキーが「深刻理由」で乗鞍激減!?度重なる失態に師匠からはお灸、エージェントも契約解除の大ピンチ
- JRA「出禁」になったO.ペリエ「税金未払い」騒動!? L.デットーリ「コカイン使用」K.デザーモ「アルコール依存症」過去の”外国人騎手トラブル”に呆然……
- 【阪神C(G2)展望】武豊“マジック”でナムラクレア、ママコチャを破った重賞馬が待望の復帰戦! 短距離界の有馬記念に豪華メンバーが集結
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
- 天才の息子・福永祐一は何故「天才」と呼ばれないのか? 「漁夫の利」に集約されたシュヴァルグランでの「決意」に落胆
関連記事
日本ダービー(G1)サトノアーサーは池江厩舎勢ダービー3頭の中でも「別格」!? 皐月賞1、2着馬を「コテンパン」にする底知れない潜在能力
C.ルメール騎手レイデオロと共に「悲願」のダービー制覇へ……フランスから日本に来た名手のあまりにも数奇な運命が結ぶ「8年越し」のドラマ
ダービーは武豊騎手も驚くダンビュライトの「大変身」に期待!? 「切れない男」が歴史的変身を遂げたエイシンフラッシュと似た匂い
ダービーでデムーロに「捨てられた」悲しきペルシアンナイト……新コンビ戸崎圭太騎手とともに「2つの意味」で雪辱に燃える大一番!
日本ダービー(G1)は「隠れ肉食系」松山弘平アルアインに注目!? 皐月賞馬と2冠を狙う若手のホープが”草食系”をやめた2つの「きっかけ」