日本ダービー(G1)は「隠れ肉食系」松山弘平アルアインに注目!? 皐月賞馬と2冠を狙う若手のホープが”草食系”をやめた2つの「きっかけ」
アルアイン(競馬つらつらより)28日に迫った競馬の祭典・日本ダービー(G1)。3歳の頂上決戦に熾烈なリーディング争いを展開しているM.デムーロ騎手やC.ルメール騎手、戸崎圭太騎手に加え、武豊騎手や福永祐一騎手といったG1の常連騎手が、今年も有力馬の鞍上として名を連ねている。
ただ、そんな中で一際”異彩”を放っているのが、皐月賞馬アルアインの鞍上・松山弘平騎手だ。
前走の皐月賞では9番人気の伏兵に過ぎなかったアルアイン。松山騎手は好位で折り合うと、最後の勝負所で積極的な仕掛け。狭いところを割るようにして先頭集団に並び掛けると、最後は同厩のペルシアンナイトとの叩き合いを制してクラシック1冠目を掴み取った。
レース後は「これまでもチャンスのある馬に乗せてもらっていて、やっと勝つことができた」と初のJRA・G1制覇に感無量。3度のG1・2着を乗り越えて、38度目の挑戦で大輪の華を咲かせた。
そう述べると、まるでベテランの苦労人のように見えてしまう。だが、実は松山騎手の勝利は、初の平成生まれ騎手によるJRA・G1勝利。つまり年齢的にはすでにデビュー9年目の27歳だが、騎手としての扱いは”若手のホープ”ということになる。
そういった点で松山騎手という”ニューヒーロー”の誕生は、若手騎手の台頭が困難な今の競馬界にとっても喜ばしい出来事といえるだろう。
松山騎手といえば前から積極的に仕掛けて好結果を生む、思い切りの良いアグレッシブな騎乗が持ち味だ。まだまだ粗削りで、時には「暴走」といわれるほど行き過ぎる面もあるようだが、今回のアルアインでチャンスが回ってきたのも、そんな他の若手騎手にはない積極性を買われてのことだろう。
実際に、今年の皐月賞の勝利で松山騎手を「名前は知っていたけど、初めて見た」という人も多かったようだ。気弱で素朴そうな草食系な見た目とは裏腹に、積極性あふれる騎乗が持ち味の”隠れ肉食系男子”「松山弘平」の名が全国の競馬ファンにじわりと広がったのは、実は昨春のことだ。
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