GJ > 競馬ニュース > 「隠れ肉食系」松山弘平
NEW

日本ダービー(G1)は「隠れ肉食系」松山弘平アルアインに注目!? 皐月賞馬と2冠を狙う若手のホープが”草食系”をやめた2つの「きっかけ」

【この記事のキーワード】, ,
0420aruain_01.jpgアルアイン(競馬つらつらより)

 28日に迫った競馬の祭典・日本ダービー(G1)。3歳の頂上決戦に熾烈なリーディング争いを展開しているM.デムーロ騎手やC.ルメール騎手、戸崎圭太騎手に加え、武豊騎手や福永祐一騎手といったG1の常連騎手が、今年も有力馬の鞍上として名を連ねている。

 ただ、そんな中で一際”異彩”を放っているのが、皐月賞馬アルアインの鞍上・松山弘平騎手だ。

 前走の皐月賞では9番人気の伏兵に過ぎなかったアルアイン。松山騎手は好位で折り合うと、最後の勝負所で積極的な仕掛け。狭いところを割るようにして先頭集団に並び掛けると、最後は同厩のペルシアンナイトとの叩き合いを制してクラシック1冠目を掴み取った。

 レース後は「これまでもチャンスのある馬に乗せてもらっていて、やっと勝つことができた」と初のJRA・G1制覇に感無量。3度のG1・2着を乗り越えて、38度目の挑戦で大輪の華を咲かせた。

 そう述べると、まるでベテランの苦労人のように見えてしまう。だが、実は松山騎手の勝利は、初の平成生まれ騎手によるJRA・G1勝利。つまり年齢的にはすでにデビュー9年目の27歳だが、騎手としての扱いは”若手のホープ”ということになる。

 そういった点で松山騎手という”ニューヒーロー”の誕生は、若手騎手の台頭が困難な今の競馬界にとっても喜ばしい出来事といえるだろう。

 松山騎手といえば前から積極的に仕掛けて好結果を生む、思い切りの良いアグレッシブな騎乗が持ち味だ。まだまだ粗削りで、時には「暴走」といわれるほど行き過ぎる面もあるようだが、今回のアルアインでチャンスが回ってきたのも、そんな他の若手騎手にはない積極性を買われてのことだろう。

 実際に、今年の皐月賞の勝利で松山騎手を「名前は知っていたけど、初めて見た」という人も多かったようだ。気弱で素朴そうな草食系な見た目とは裏腹に、積極性あふれる騎乗が持ち味の”隠れ肉食系男子”「松山弘平」の名が全国の競馬ファンにじわりと広がったのは、実は昨春のことだ。

日本ダービー(G1)は「隠れ肉食系」松山弘平アルアインに注目!? 皐月賞馬と2冠を狙う若手のホープが”草食系”をやめた2つの「きっかけ」のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 【日本ダービー】武豊「何とか間に合いました」キタサンブラック弟と挑む最多7勝目…乗り替わりでも不気味なエコロヴァルツの底力
  2. 【NHKマイルC】C.ルメール「一鞍入魂」アスコリピチェーノと必勝態勢!オークス、日本ダービーも騎乗馬決定か…シックスペンスとはコンビ解消
  3. 三浦皇成「これはモノが違う」悲願のG1初制覇が目前で霧散…「今後、ダート界を引っ張る馬になってほしい」宿敵レモンポップへ1年越しの挑戦状
  4. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
  5. 【天皇賞・春】「横山典弘マジック」に翻弄された敗戦の弁?大敗でも爪痕残した名手の存在感…テーオーロイヤル、ディープボンドの好走にヒント
  6. 藤田菜七子「日本ダービー騎乗」は幻に!? 武豊シュガークン×エコロヴァルツ「究極の二者択一」ダービー鞍上問題はスピード決着
  7. 【オークス】石川裕紀人が滑り込みでラストチャンスをゲット!?血統的に距離延長歓迎の穴候補に浮上…カワカミプリンセス、カレンブーケドールに続けるか
  8. 「うまく力を出せた」2年目女性騎手が2ヶ月ぶり白星! 「負担重量の注意義務」を怠り戒告処分も…翌日1Rで名誉挽回の好騎乗
  9. 「信じた俺がアホ」天皇賞・春(G1)大本命テーオーロイヤル優勝も「自信の1点勝負」は空振り…藤田伸二氏が前夜に感じ取っていたドゥレッツァの危険な前兆
  10. 【NHKマイルC】“アスコリピチェーノVSジャンタルマンタル”仁義なき社台グループの頂上決戦に決着をつける不気味な伏兵!