いかにも日本ダービー向きのスワーヴリチャードは左回りの東京替わりで期待大!ただし、不安要素は世代屈指の「不器用さ」?
スワーヴリチャード(競馬つらつらより)追って味のある末脚は直線の長い東京でこそと言いたいところだが…。
2番人気に推された皐月賞で6着に敗れてしまったスワーヴリチャード(牡3、栗東・庄野靖志厩舎)。人気を裏切った点は残念だが、鞍上の四位騎手をはじめ陣営側は「日本ダービーで巻き返す」という決意のもと着々と準備を進めている。
5月18日に行われた1週前追いでは前を行く古馬を追走する形で併せ馬を敢行し、6F81秒1-36秒5-12秒2と好時計をマーク。デイリースポーツの取材によると調教後に庄野調教師は「長めからしっかり。時計を出していきたかった。予定通りです」と満足そうな様子を見せた。本番へ向けて仕上げは万全といったところだろう。
もともと東京開催の重賞では共同通信杯優勝を含む2戦2連対とコース適性も折り紙つき。エンジンの掛かりが遅い面も持ち合わせるだけに、直線の長いコースならパワフルな末脚を余すところなく発揮できるはずだ。
もうひとつの強調材料は前走・皐月賞の敗因である。
この時スワーヴリチャードは序盤から中団にポジションを取り、道中は多少掛かる面を見せながらも馬群内で折り合いをつける立ち回り。勝負どころで徐々に外めに持ち出すと、悪くない手応えで直線を向いた、はずだった。
しかし、残り300mで本格的にスパートをかけてからの伸びが案外。上がり3F34.3は出走メンバー中5位と決して悪くはないものの、過去4戦中3回で上がり最速を記録したキレ者ぶりは影を潜めてしまった。
実は本来の末脚を使えなかった理由は単純明快。レース後のコメントによると、スワーヴリチャードは終始「右手前」のまま走っていたという。一般的に右回りのレースでは、コーナー部分を右手前で走り、直線では手前を換えて左手前で走るのが普通。同じ手前のまま走り続けると片方の脚に疲れが溜まってしまうので、潜在能力をフルに出し切れないのだ。
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