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マイルCS【1点勝負】安田記念的中の奇跡を再び……。R.ムーアもJ.モレイラも消し! “アレ”で勝負!

マイルCS【1点勝負】安田記念的中の奇跡を再び……。R.ムーアもJ.モレイラも消し! アレで勝負!の画像1
撮影:Ruriko.I

 4年ぶりに京都競馬場で行われる秋のマイル王決定戦・マイルCS(G1)。春の安田記念(G1)とともに日本中央競馬会(JRA)を代表するマイルG1であり、これまでも多くの名マイラーがこのレースを勝利してきた。

 そしてマイルG1で個人的に思い出されるのは、安田記念の“1点勝負”だ。

 自画自賛になってしまうが、春の安田記念は事前に1点勝負を告知し、見事大輪の花を咲かせた。筆者は安田記念について、

「マイルG1の勝利実績が必要。となれば昨年のマイルCSを勝利したセリフォス、そして昨年の安田記念を制し今年のヴィクトリアマイル(G1)も制したソングライン、この2頭の1点勝負」

 という見解を示し、ソングラインとセリフォスの組み合わせに馬連1万円の1点馬券を購入した。この2頭が4番人気と3番人気というのは意外だったが、結果はワン・ツーフィニッシュとなり、馬連1890円の好配当を仕留めたのである。つまり手元の1万円馬券は18万9000円になったわけで、まさに会心の的中だったと自負している。

 その勢いを持って、今週末のマイルCSも再び1点勝負を敢行する。

 もちろん1点勝負を行うには、それなりの根拠と自信がある。狙いはもちろん“アレ”だ。その理由について詳しく説明していこう。

 古馬と牡馬が走る1600mのG1には明確な狙い方がある。優先すべきは“アレ”、つまり同条件に近いG1でできれば優勝実績、最低でも2着の好走実績だ。まずはマイルCS過去5年で1、2着に好走した馬の前走までの主なG1実績を見てみよう。


■2022年
1着セリフォス(朝日杯FS2着)
2着ダノンザキッド(マイルCS3着・ホープフルS1着)

■2021年
1着グランアレグリア(安田記念1着・マイルCS1着)
2着シュネルマイスター(NHKマイルC1着・安田記念3着)

■2020年
1着グランアレグリア(安田記念1着)
2着インディチャンプ(安田記念1着・マイルCS1着)

■2019年
1着インディチャンプ(安田記念1着)
2着ダノンプレミアム(朝日杯FS1着)

■2018年
1着ステルヴィオ(朝日杯FS2着)
2着ペルシアンナイト(マイルCS1着)


 上記のようにマイルG1での好走実績が必要なのは明白で、とにかく安田記念と過去のマイルCSで好走した実績のある馬が、マイルCSでも好走する傾向がある。

 なお牝馬限定のマイルG1である阪神ジュベナイルF(G1)、ヴィクトリアマイル(G1)、桜花賞(G1)は対象外。牝馬は古馬や牡馬と走って結果を出していなければ、ここで勝ち負けをするには足りないようだ。

 今年のマイルCSでG1の勝利実績があるのは、昨年の優勝馬セリフォス、NHKマイルC(G1)優勝馬のシュネルマイスターとダノンスコーピオン、ホープフルS(G1)優勝のダノンザキッドの4頭。そして2~3着の好走実績があるのはナミュールとマテンロウオリオンのみで、合計6頭に絞られる。

 過去5年の1、2着馬を見てみると、10頭中9頭(いずれも延べ数)は前走重賞で3着以内に好走しており、近走でも馬券圏内の好走実績が重要。残る1頭は2018年2着ペルシアンナイトの5着であったが、同馬は前年のマイルCSを制しており、マイルG1での実績が十分にあった。

 つまりG1好走実績に加え、近走でも安定した成績が求められることになる。

 するとダノンザキッド、ダノンスコーピオンはここで退場。前走・富士S(G2)5着のマテンロウオリオンは惜しいが、3歳のNHKマイルCで2着に好走した後は9戦してすべて4着以下と不振。ここで勝ち負けをするには近走の成績からも難しい。

 その富士Sを制したナミュールは鞍上がR.ムーア騎手で人気を集めるが、同馬がG1で好走したのは秋華賞(G1)2着とオークス(G1)3着のみ。マイルのG1は4戦して4着・10着・7着・16着と結果が出ていない。牡馬相手のG1で好走できておらず、ここで2着以内に好走するのは厳しいと言わざるを得ない。鞍上による過剰人気は危険な人気馬といえよう。

 この結果、今年のマイルCSは残った2頭、シュネルマイスターとセリフォスによるワン・ツーフィニッシュが濃厚。鞍上もシュネルマイスターがこの秋G1を3勝のC.ルメール騎手で、セリフォスはこの秋G1を2勝と好調の川田将雅騎手なら不安はあるまい。それどころか、今年秋に行われたJRAのG1はこの2人しか勝利していないのだ。

マイルCS【1点勝負】安田記念的中の奇跡を再び……。R.ムーアもJ.モレイラも消し! “アレ”で勝負!の画像1

 来週のジャパンC(G1)もイクイノックスとリバティアイランドにこの2人が乗ることからも、この流れはもうしばらく続きそうだ。

 いずれにせよ、マイルCSの1点勝負は【シュネルマイスター・セリフォス】で決定。安田記念に続く感動の結末を期待したい。

仙谷コウタ

仙谷コウタ

初競馬は父親に連れていかれた大井競馬。学生時代から東京競馬場に通い、最初に的中させた重賞はセンゴクシルバーが勝ったダイヤモンドS(G3)。卒業後は出版社のアルバイトを経て競馬雑誌の編集、編集長も歴任。その後テレビやラジオの競馬番組制作にも携わり、多くの人脈を構築する。今はフリーで活動する傍ら、雑誌時代の分析力と人脈を活かし独自の視点でレースの分析を行っている。座右の銘は「万馬券以外は元返し」。

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