キタサンブラック最大のピンチ!? 競馬女王・桃井はるこが宝塚記念で推すのは”ミッキー”?

今週末に上半期を締めくくるグランプリレース、第58回宝塚記念(G1)が開催される。だが、キタサンブラックが「負ける要素なし」との声がファンの中からも聞こえてくるためか、いまいち盛り上がりに欠ける気も……。
そこで今回はオタク界きっての”穴党”として知られているアイドル・桃井はるこさんにお越しいただき、宝塚記念の注目馬をうかがってみた。桃井さんはどの競走馬を推しているのだろうか?
――ファン投票上位の出走馬に優先出走権が与えられる宝塚記念が間もなく開催されます。ファン投票と言えば、先立ってAKB48選抜総選挙が開催され、壇上でNMB48須藤凜々花さんが”結婚宣言”をして話題を集めましたね。
桃井はるこ(以下、桃井):AKB48総選挙はテレビで見ていたのですが、『さすがだなぁ』と思いましたね。
誰の思惑であのようになったのかはわかりませんが、例えば人気アイドルの卒業、引退があったとしても、アイドルに普段から興味がある人達のコミュニティ内での話題にとどまるものです。それなのに須藤さんの件は通常のニュースとしてメディアに大きく取り上げられ、アイドルファンという訳ではない多くの人たちが聞かれていないにもかかわらず積極的にあの件に関してSNSなどを通じて『自分はどう思うか』言及してるんです。その人たちが書いた感想が、それぞれの倫理観や人生観、そして『アイドル観』を象徴しているような気がして、いろんな見方があるなぁと思ったと同時に、改めて影響力のスゴさを感じました。あ、私は聞かれたから答えただけですからね(笑)。
――もちろんです。ありがとうございます(笑)。さて、今回の宝塚記念はファン投票でも1位になったキタサンブラックの1強といわれていますね。

桃井:キタサンブラックは私の一番好きな競走馬です。私が競馬にハマり始めたのは、キタサンブラックが勝った2015年のスプリングSを観戦したくらいの時期だったんですけど、その時から「キタサン愛」は変わっていないです。
レースはリアルスティールが1番人気、2番人気がダノンプラチナ、3番人気がベルーフと続き、キタサンブラックは5番人気。今のように人気を集めておらず、上位に食い込むのは難しいと見ていた人が多かったようなんですけど、私は一目見てから『モノが違う』と感じていたんです。そして、結果は見事勝利! その瞬間に「やったー、勝ったー!!」って叫んじゃいましたよ。家に帰って録画していたそのレースの中継映像を見ると、自分の声が入っていました(苦笑)。
キタサンブラックは、母父がバクシンオー、父はディープインパクトの全兄のブラックタイド。血統的に見れば、長距離には向いていないと思われていたものの、その評価を見事に覆して菊花賞(G1)も勝っています。人間の思惑をやすやすと超える、ロマンあふれる馬。本当に大好きなんです。
――では、今回の本命も当然……。
桃井:……いえ、今回、応援する馬は別です!!
――な、何!?
桃井:今回ばかりは、ね。
――世間から圧倒的な評価を受け、さらに個人的な思い入れも強いキタサンブラックを推せない理由とはなんでしょうか?
桃井:私は今の世の中って、「人気があるものに乗っかっている人が得をする」ことが多いと思っているんです。でも、競馬というのは「みんなが見つけていない良いもの」を探すのも大きな醍醐味でしょう。
宝塚記念は、1番人気が馬券圏外になることはあまりないんですが、荒れることも多く2着に人気薄の馬が来ることも多いんです。今回は普段は競馬をやらない人ですらキタサンブラックの勝利を信じている場合も多いでしょう。だからこそ『ここで逆張りしないでどうする?』って思いがあるんです。なので、キタサンブラックはイチオシしません!!
――なるほど。あえての外しなんですね。では、どの馬に注目を?
PICK UP
Ranking
11:30更新
武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?- パンサラッサやサイレンススズカも及ばない、天皇賞・秋(G1)史上最速ラップの歴史
- 東京競馬場に約20万人が殺到!? 朝6時からの大行列、怒号飛び交う陣取り合戦、そして…競馬が最も熱い時代、歴代最多入場者を記録した当時の記憶
- 毎日王冠(G2)リアルスティール「使い捨て」に調教師が激怒!? 「スキャンダル王」デムーロの指示無視に「いくらなんでも……」
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- JRA 武豊は信頼度抜群!? 一球入魂ならぬ「一鞍入魂」の信頼度は本当か。川田将雅、横山典弘などトップジョッキーにみる「1日1鞍」限定の“勝負駆け”を探る!
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 競馬界に”2世騎手”たちが続々参入中! 息子たちは偉大なる父を超えることができるのか?














