GJ > 競馬ニュース > 中野省吾って何者?  > 2ページ目
NEW

モレイラやデム&ルメにも「負ける気がしない」!? 夏競馬の一大イベントWASJに地方代表として参戦する南関のホープ・中野省吾って何者?

【この記事のキーワード】, ,

 実は3戦目が終わった時点で、すでに中野省吾騎手は合計ポイント1位が確定しており、SJT総合優勝の座を早々と決めていた。4戦目は「どこまで記録を伸ばせるか」の戦いだったわけだが、そこでも後続に2馬身半の差をつけて楽勝。「天才が現れた」「中野とモレイラの対戦が見られるとか胸アツ」といった驚きと賞賛の声がtwitter上に溢れ、一時はトレンド入りするなど大きな盛り上がりを見せた。

 また表彰式でのコメントからも、只者ではない大物感が伝わってくる。WASJへの意気込みをアナウンサーに尋ねられると、「世界の騎手がどんな騎乗をするかわからないけど、まったく負ける気はしません」と平気な面持ちで言ってのけた。その語り口調は実に堂々たるもの。若者の大言壮語と切り捨てるには惜しいほどの不思議な迫力があった。

 昨年の南関東競馬では159勝を挙げ自身初のリーディングベスト5入りを果たし、一昨年の82勝から勝ち鞍を約2倍に伸ばすなど近年の躍進は著しいものがある。交流重賞などでの目立った活躍はまだないものの、このまま着実に実績を積んでいけばいずれ中央競馬への移籍も十分考えられるだろう。まさに地方競馬のホープというわけだ。

 ちなみに25歳でのWASJ参戦は歴代最年少。過去には岩田康誠騎手や内田博幸騎手など、現在JRAの騎手として華々しく活躍している元地方騎手が「栄転」への足がかりとした舞台でもある。果たして中野省吾騎手は真夏の札幌で世界のトップジョッキー相手にどんな名勝負を演じるのか。今から楽しみでならない。

モレイラやデム&ルメにも「負ける気がしない」!? 夏競馬の一大イベントWASJに地方代表として参戦する南関のホープ・中野省吾って何者?のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  2. 「正直なところ辟易としています」武豊が巻き込まれた29年前のアイドルホース狂騒曲…レース前に明かしていた「コンビ結成」の裏話
  3. JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
  4. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  5. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
  6. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  7. JRA「勝てない騎手」が名門・池江泰寿厩舎所属で大出世!? 裏には競馬界の現状と「救いの手」が……
  8. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  9. お宝馬券がザクザク…2024年の荒れたレース、3連単とWIN5には夢がいっぱい
  10. トウカイテイオー最後の産駒と対戦予定だった「ハルウララ」より勝てない馬 不名誉な“日本記録”を更新し続けても走り続ける事情とは?