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2017.06.26 09:13

モレイラやデム&ルメにも「負ける気がしない」!? 夏競馬の一大イベントWASJに地方代表として参戦する南関のホープ・中野省吾って何者?
編集部
実は3戦目が終わった時点で、すでに中野省吾騎手は合計ポイント1位が確定しており、SJT総合優勝の座を早々と決めていた。4戦目は「どこまで記録を伸ばせるか」の戦いだったわけだが、そこでも後続に2馬身半の差をつけて楽勝。「天才が現れた」「中野とモレイラの対戦が見られるとか胸アツ」といった驚きと賞賛の声がtwitter上に溢れ、一時はトレンド入りするなど大きな盛り上がりを見せた。
また表彰式でのコメントからも、只者ではない大物感が伝わってくる。WASJへの意気込みをアナウンサーに尋ねられると、「世界の騎手がどんな騎乗をするかわからないけど、まったく負ける気はしません」と平気な面持ちで言ってのけた。その語り口調は実に堂々たるもの。若者の大言壮語と切り捨てるには惜しいほどの不思議な迫力があった。
昨年の南関東競馬では159勝を挙げ自身初のリーディングベスト5入りを果たし、一昨年の82勝から勝ち鞍を約2倍に伸ばすなど近年の躍進は著しいものがある。交流重賞などでの目立った活躍はまだないものの、このまま着実に実績を積んでいけばいずれ中央競馬への移籍も十分考えられるだろう。まさに地方競馬のホープというわけだ。
ちなみに25歳でのWASJ参戦は歴代最年少。過去には岩田康誠騎手や内田博幸騎手など、現在JRAの騎手として華々しく活躍している元地方騎手が「栄転」への足がかりとした舞台でもある。果たして中野省吾騎手は真夏の札幌で世界のトップジョッキー相手にどんな名勝負を演じるのか。今から楽しみでならない。
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