GJ > 競馬ニュース > 三浦皇成×ノースヒルズの「大物候補」デビュー戦完勝!
NEW

三浦皇成×ノースヒルズの「大物候補」がデビュー戦完勝! 出世レース快勝も「無念」の長期休養…元クラシック候補の“忘れ物”回収なるか

【この記事のキーワード】, ,
三浦皇成騎手 撮影:Ruriko.I
三浦皇成騎手 撮影:Ruriko.I

良血デルアヴァーが新馬戦完勝!

 先月30日、福島競馬場の5Rに行われた2歳新馬戦(芝1800m)は、3番人気に支持されたデルアヴァー(牡2歳、栗東・松永幹夫厩舎)と三浦皇成騎手のコンビが優勝した。

 フランケル産駒の同馬は、母が交流重賞6勝のアムールブリエ、祖母は天皇賞・秋(G1)を制した名牝ヘヴンリーロマンスという良血。オーナーでありノースヒルズ代表・前田幸治氏ゆかりの血統馬でもある。

 デルアヴァーはスタート後に躓くような格好となり、道中は後方4、5番手からの競馬。3コーナー過ぎから外を回って進出を開始。最後の直線はメンバー最速となる上がり3ハロン34秒4の末脚を使い、2着馬を1馬身半突き放してフィニッシュした。

「前半1000m通過が62秒6という緩い流れ。福島は最後の直線が300mにも満たない小回りのため、後方にいたデルアヴァーには厳しい展開に見えましたが、これは強い内容でした。三浦騎手と前田オーナーのコンビは今年の東京ダービー(G1)もラムジェットで制するなど好調が目立ちますね。

個人的にもデルアヴァーには、同じ三浦騎手×前田オーナーのコンビだったガストリックのリベンジを期待したいです」(競馬記者)

三浦皇成騎手×ノースヒルズの元クラシック候補ガストリック

2022年の東京スポーツ杯2歳S(G2)を制したガストリック 撮影:Ruriko.I
2022年の東京スポーツ杯2歳S(G2)を制したガストリック 撮影:Ruriko.I

 記者が挙げた美浦・上原博之厩舎に所属する4歳馬ガストリックは、一昨年10月に新馬勝ち。2戦目となった東京スポーツ杯2歳S(G2)で三浦騎手と新コンビを組むと、コントレイルに次ぐ歴代2位となる1分45秒8の好タイムで優勝し、一躍クラシック候補に躍り出た。

 重賞勝利を決めた後、三浦騎手は「新馬でいい勝ち方をしたあとの大事な重賞レースを任せていただいたオーナーに感謝します」と、前田氏に感謝の言葉を述べていた。さらに、この出世レースを勝った意味は大きいかという問いに対しても「それは間違いないと思っています」と、大舞台を意識するようなコメントを残していた。

 しかし、続くホープフルS(G1)でガストリックは4番人気16着。まさかの大敗に三浦騎手も「うまく乗れずに申し訳ない」と悔しさを滲ませた。ぶっつけで参戦が発表された皐月賞(G1)で巻き返しが期待されたものの、脚部不安で回避となり、そのまま長期休養に入ることとなる。クラシックでの活躍が期待されたものの、その舞台に立つことが叶わなかった。

「東スポ杯で0秒2差をつけて退けていたハーツコンチェルトが、日本ダービー(G1)でタイム差なしの3着に好走。ガストリックの走りもダービーで見たかったですね。

ちなみに一昨年のホープフルSを最後に長期休養となっている同馬ですが、すでに帰厩済み。そう遠くないうちに復帰戦が期待できるでしょう」(同)

 そのガストリックと同じコンビでデビュー勝ちを飾ったデルアヴァー。三浦騎手はレース後「距離が延びていいタイプだと思いますし、広いコースでもっといいと思います」と、来春のビッグレースも見据えるようなコメントを残している。

 果たして、2年前の“忘れ物”を回収しに行くこととなるのか。ノースヒルズから現れた大物候補デルアヴァーの次走を楽しみにしたい。

GJ 編集部

GJ 編集部

真剣勝負の裏にある真実に切り込むニュースサイト「GJ」の編集部です。これまで作成した記事は10000本以上。競馬歴10年超えの情報通が業界の「しがらみ」を取り払った「本音」や「真実」にも臆することなく、他のサイトとは一線を画したニュース、サービス提供を行っています。

真剣勝負の真実に切り込むニュースサイト「GJ」

Twitter:@GJ_koushiki

Instagram:@goraku.horse.racing0505

三浦皇成×ノースヒルズの「大物候補」がデビュー戦完勝! 出世レース快勝も「無念」の長期休養…元クラシック候補の“忘れ物”回収なるかのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 【ヴィクトリアマイル(G1)予想】ナミュールから6点で万馬券狙い! マスクトディーヴァは持ちタイムに不安ありで消し! 高速決着に対応できる穴馬で勝負
  2. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  3. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  4. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  5. JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
  6. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
  7. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  8. 「空前の競馬ブーム」巻き起こしたオグリキャップ…ぬいぐるみはバカ売れ、見学ツアーも大人気、「ビジネスチャンス」生かしたオーナーの慧眼【競馬クロニクル 第64回】
  9. JRA出鼻をくじかれた「16億円」の大勝負……。「神の馬」の二の舞だけは避けたい日高に朗報!? 海外からのニュースに関係者も安堵か
  10. 武豊騎手「パドック意味なし」発言に仰天……馬券購入セオリー「完全否定」のトップ騎手たちが語るパドック必勝法とは