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一冠目制したアマンテビアンコ不在でもハイレベル必至!「123連敗」とJRA初勝利で明暗分かれた安田記念…ラムジェットと挑む東京ダービーは負けられない戦い
![ラムジェットに騎乗する三浦皇成騎手 撮影:Ruriko.I](/wp-content/uploads/2019/10/19supurinta-zu_miurakousei.jpg)
先週末の安田記念(G1)は、香港馬ロマンチックウォリアーとJ.マクドナルド騎手のコンビが1番人気に応えて優勝した。同騎手は2014年にワールドスーパージョッキーズシリーズの関係で来日したことがあり、このときは5戦未勝利。10年ぶりの来日となった今回で待望のJRA初勝利がG1というWの喜びとなった。
マクドナルド騎手がJRA・G1初騎乗で初勝利を手にした一方で、123連敗目を喫したのは三浦皇成騎手。ヴィクトリアマイル(G1)で初G1勝利を挙げた津村明秀騎手に続いて欲しいと願うファンも多かったが、安田記念で騎乗したウインカーネリアンは14着に大敗してしまった。
JRA初勝利がG1のマクドナルド騎手と123敗目の三浦騎手で明暗
そんな三浦騎手にとって希望の星となりそうなのが、5日の東京ダービー(G1)でコンビを組むラムジェット(牡3、栗東・佐々木晶三厩舎)の存在である。
本馬は目下3連勝中の実力馬。陣営はケンタッキーダービー(G1)挑戦を視野に入れていたものの、伏竜S(OP)を制したテーオーパスワードにポイントランキングで逆転を許して出走が叶わず、ユニコーンS(G3)へ変更。鬱憤を晴らすがごとく、2着サトノエピックに2馬身半の差をつけて楽勝した。今年からスタートした新ダート競走体系の整備に伴い、海外に遠征以外の選択肢が増えたことは好都合。ここでしっかりと結果を出して秋の飛躍につなげたいところだ。
余談ではあるが、三浦騎手はJRA・G1こそ未勝利であるものの、Jpn1なら2014年の全日本2歳優駿をディアドムスと2022年のJBCスプリントをダンシングプリンスで優勝したことがある。
一冠目の羽田盃(G1)を制したアマンテビアンコが脚部不安で回避したことは非常に残念だが、羽田盃がわずか8頭立ての寂しいレースとなったことに対し、東京ダービーは羽田盃2着のアンモシエラの他、6戦6勝の戦績を誇る高知のシンメデージーも参戦する。
記念すべきモデルチェンジの一発目が興覚めに終わったという声も出ていた中、フルゲート16頭で争われる二冠目は、ダービーの名に相応しいハイレベル必至の激戦が繰り広げられそうだ。
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