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ネクラ女医の競馬日記No.8〜 おすすめ競馬映画『ドリーム・ホース(2021年)』の話〜

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 英国の競馬映画『ドリーム・ホース』が描くのは、素人馬主の奇跡的な成功だけではありません。

 英国の強烈な階級社会と、そこに生きる人々の閉塞感も、重要なテーマになっています。英国における出自に基づく分断は未だ根強く、かつて貴族のスポーツであった競馬にも、その階級意識は随所に色濃く残ります。有力馬主にも王侯貴族や首脳級の官僚が、現代も多く名を連ねています。


 主人公率いる一団が豪華な馬主席に乗り込んだとき、周囲の人々のやや侮蔑を含んだ、しかし驚きに満ちた眼差しは印象的です。

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 ドリームアライアンスは、ウェールズの片田舎で鬱屈と暮らしていた人々に夢を持たせるだけでなく、人と人との間にそびえる分厚い「階級の壁」を破る存在でもあったのです。


『ドリーム・ホース』は「挑戦は人生を変えるのだ」と、そっと背中を押してくれるような競馬映画です。一年の始まりに、市民農園で育った競走馬の活躍、そして一歩踏み出す人々の姿から、勇気をもらってみてはいかがでしょうか。

さかた

さかた

英国在住の競馬好きアラサー女医。学生時代はWINS場内スタッフのアルバイトをしながら、ウオダス世代の火花散るレースに脳を焼かれた。好きな競馬場メシは「梅屋」のモツ煮込み。鉄火場であおるビールは人生の道標。

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