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2017年競馬上半期総括。オークス&日本ダービー優勝! 関東馬大躍進の「やっぱり」な事情とは?

■調教師

 東西とも意外な傾向がみられる。まず関東でいえば昨年51勝をあげ、今年もオークスと日本ダービーを制した関東の藤沢和雄調教師が15勝と低迷している。勝利数も少ないが出走回数もここまで120回(昨年は年間315回)と寂しく、調教師リーディング1位の池江厩舎169回や出走回数の多い矢作厩舎251回と比較してもかなり少ない状況だ。

 関東は国枝栄調教師が好調。現在28勝もさることながら、勝率16.4%は厩舎開業以来最高の成績。昨年未勝利だった重賞もすでに2勝しており、秋に向けてさらなる飛躍が期待されている。

 また昨年31勝でリーディング20位の中内田充正調教師が現在23勝のリーディング8位と好成績を残している。馬房数から入厩頭数が少なく出走回数も109回にとどまっているが、勝率21.1%は東西全厩舎の中でナンバー1の数字であり、30代の若き調教師ながらこれは見事といえるだろう。

 現在東西リーディング1位の池江泰寿厩舎は勝利数は2位角居勝彦厩舎と2つしか違わないものの、総獲得賞金は10億円を超えており、これは2位角居勝彦厩舎の1.5倍以上と圧倒的数字。サトノダイヤモンド、サトノアラジン、アルアイン、ミッキークイーンといった管理馬が活躍しており、秋に向けて手駒が揃っているだけにリーディング争いは盤石か?

 全体的には関西厩舎の方が好成績だが、今年は関東厩舎がG1レースで活躍。高松宮記念、中山グランドジャンプ、NHKマイルカップ、オークス、日本ダービー、宝塚記念と13レース中6勝をあげている。しかし平地G1レース5勝のうち4勝は関西所属騎手が騎乗してのものであり、関東所属騎手が結果を出したわけではなく関東の関係者からすれば複雑な思いだろう。

■馬主

 ここ数年リーディング争いを続けるサンデーレーシングとキャロットファームが今年も一騎打ち状態。総賞金の差は1位サンデーレーシングが約3000万円リードしているが、この金額は一週間で逆転可能なもの。サンデーレーシングは地方交流重賞を含む重賞8勝(G1・2勝)、キャロットファームは地方交流重賞と海外レースを含む重賞4勝(G1・2勝)と内容的にもほぼ互角で、この熾烈な争いは年末の有馬記念まで続くだろう。

 個人馬主ではサトノクラウン、サトノアラジン、サトノダイヤモンドでお馴染みの里見治オーナーが全体でも4位と好成績。上記3頭にサトノアレスを加えたG1ホース4頭が現役ということを考えても、この勢いはまだまだ続きそうだ。

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