
サトノダイヤモンドが凱旋門賞へ出発! 待ち受ける「世界の強豪」に立ち向かい、悲願なるか

凱旋門賞(G1)制覇を目指すサトノダイヤモンド(牡4歳・栗東/池江泰寿厩舎)のローテーションが発表された。
サトノダイヤモンドは8月18日に日本を発ち、9月10日に行われるフォワ賞(G2、芝2400m)へ出走、そして10月1日に開催される凱旋門賞へ向かうという。また当初の予定通り、同厩で同オーナーのサトノノブレス(牡、7歳)もこれに同行させるそうだ。
池江調教師は「サンスポ」の取材に「天皇賞・春(3着)の後もダメージはそれほどなかったし、すごくいい状態」と現状を話し、また「だいぶ幅が出てきて、さらに成長しています」とアピールしたという。現在、サトノダイヤモンドはノーザンファームしがらきに放牧中だが、8月上旬に帰厩し、フランス遠征に向けて仕上げていくようだ。
サトノダイヤモンドが凱旋門賞へのステップへと選んだフォワ賞は、12年と13年にオルフェーヴルが連覇。勢いのまま凱旋門賞へ挑戦し、2年連続2着に入線している。
同厩の”先輩”が歩んだ道を選び、凱旋門賞へ挑むことになったサトノダイヤモンド。今年は同レースへ登録されていたキタサンブラック、カデナらが回避を表明。はからずもサトノダイヤモンドが日本馬の代表として、世界最高の舞台へ挑戦することになっている。
「1999年のエルコンドルパサー、11年のナカヤマフェスタ、そしてオルフェーヴルらがフォワ賞を優勝後に凱旋門賞で好走しています。フォワ賞は凱旋門賞と同距離、同レース場で凱旋門賞も行われるため、このレースで好走することができれば、サトノダイヤモンドの期待値も高まることは間違いないでしょう」(記者)
一方、欧州馬では6月に行われた仏ダービー(G1)を制しフランス牡馬クラシック2冠を達成したブラメトを始め、昨年の欧州最優秀3歳牡馬のアルマンゾル、同年の欧州年度代表馬に選出されているマインディングらが凱旋門賞への出走を予定。最高峰の舞台を制するべく虎視眈々と準備を進めているようだ。
サトノダイヤモンドは並み居る強豪を退けて、日本馬初の栄誉を手に入れることはできるのだろうか?
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