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武豊騎手と川田将雅騎手がJRAに「苦言」!? 同世代でハンデ7kg差……ラジオNIKKEI賞(G3)はハンデ戦である必要があるのか?

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 武豊騎手の言葉通りこの時も最軽量馬は50kgと、同世代の戦いながら最大7kgという大きなハンデ差があった。それも今年の最軽量馬は未勝利を勝ったばかりの牡馬であり、これがもし牝馬であれば、さらに大きな差がついていた可能性もある。

「単純なハンデの幅だけなら、3歳馬の出走が目立つ6月の牝馬限定戦マーメイドS(G3)が近いイメージですね。例えば2006年には3歳牝馬のソリッドプラチナムが49kgで勝ちましたが、トップハンデはヤマニンシュクルの57kgと8kgものハンデ差があり、当時は結構な物議を醸しました。

ただ、これは重賞勝ちのない3歳馬とG1を勝っている古馬とのハンデ差。確かに川田騎手が言うように、重賞を勝っていない馬が同世代と最大7kgのハンデ差がついてしまうことには違和感がありますね。武豊騎手も同様の指摘をしていますし、今後何らかの改善が見られるかもしれません」(競馬記者)

 それ以前に、そもそも「同世代でハンデ重賞を創る意味があるのか」という意見もある。確かにクラシック戦線を主軸とする2歳、3歳馬限定のすべてのレースで、ハンデ戦なのはこのラジオNIKKEI賞のみ。参考にできる他のハンデ戦もないことから、どうしても極端なハンデ差になる傾向があるのかもしれない。

 過去には、日本ダービーを勝った馬が出られないレースとして「残念ダービー」の愛称で親しまれていたラジオNIKKEI賞。規定が廃止されて以降は出走可能となったが、仮に今年の日本ダービー馬レイデオロが出走していれば、果たしてハンデは何kgになったのだろうか。

 あり得ない話だが、絶対にあり得ない話ではないので、JRAも何らかの対策は必要だろう。仮に酷量を背負ったダービー馬が軽量馬にあっさり敗れれば、クラシックの権威そのものが失われかねない。

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