
宝塚記念(G1)団野大成「謎降板」に関西若手のエースが関係!? 武豊の不可解な登場と突然のフリー発表…関係者を激怒させた「素行不良」の舞台裏

当初、宝塚記念(G1)でジェラルディーナに騎乗を予定していた団野大成騎手だが、自身の不真面目な行動で師匠の斉藤崇史調教師の怒りを買い、G1に騎乗するチャンスを失うことになった。
本件についての詳細は前回の記事内で触れたが、一見不可解に映る乗り替わり劇の裏に自業自得といわれても仕方ない部分があったことも確かである。しばらくぶりにサンデーレーシングの所有馬でG1に挑む武豊騎手としては、若手騎手の自滅によって舞い込んだチャンスとなった。
競馬界のレジェンドは、1989年にイナリワンで宝塚記念初勝利を挙げると、93年にメジロマックイーン、97年にマーベラスサンデー、2006年にディープインパクトで優勝。歴代最多となる4勝を挙げている。有力馬と挑む相性のいいレースだけに、17年ぶりに勝利する可能性もありそうだ。
自らの過ちで降板となった団野騎手は、事情を知る記者の話によれば同期の若手騎手らと歓楽街で夜な夜な飲み歩いた結果、度重なる寝坊や遅刻によって乗り替わりとなり、その発表を境に自厩舎の馬に乗せてもらえていない。幸い追い切りなどは任されているようで、絶縁や追放のような最悪の事態は回避できたようだ。
こちらについては、師匠の斉藤調教師による“お仕置き”といったところだが、団野騎手と一緒にハメをはずしてしまった飲み仲間の方は、お灸をすえられる程度では済まなかった。
関係者を激怒させた「素行不良」の舞台裏

「実は団野騎手と夜遊びをしていたのが、関西若手のエース格である岩田望来騎手だったんです。同騎手も団野騎手と同じく当初はNHKマイルC(G1)でドルチェモアとのコンビが発表されていたものの、陣営から後に三浦皇成騎手への乗り替わりが発表されました。
この原因と見られているのは、オーナーであるスリーエイチレーシングの飲み会を『今は競馬のために飲酒を控えているので』と断っていたにもかかわらず、実際は飲み歩いていたことがバレて関係者が激怒。その結果、降板を告げられたということでしょう」(競馬記者)
それどころか岩田望騎手はデビューから目を掛けてもらっていた藤原英昭厩舎から独立してフリーに転身。全国騎手リーディングでトップ10に入る関西若手のエース的存在がフリーになることは不自然ではないといえ、突然に思えるタイミングの発表には、事実上の“追放”という意味合いが含まれていたとしても不思議ではないだろう。
近年、世代交代を感じさせる若手騎手の活躍が目立っているとはいえ、競馬以外のことに気を取られて仕事を蔑ろにすると、アッという間に関係者の信頼を失うことになりかねない。
先日も競馬開催中にスマートフォンの不適切使用で謹慎していた6人の若手騎手たちの復帰があったばかり。まだまだ遊びたい盛りの20代でもあり、若くして大金を手にする彼らの気が緩むのも分かるが、調子のいい時こそ今一度気を引き締める必要もある。
「過去にもブレイクしそうなところから、素行不良をきっかけに凋落していった騎手を何人も見てきた」とは裏事情を教えてくれた記者の言葉。今回の一件を教訓として、さらなる活躍に期待したい。
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