中央競馬売上好調は「嵐」のおかげ!? 大野智×波瑠『世界一難しい恋』の高視聴率と「名前」が一役買っているなんてことも?
春のG1戦線真っ只中の競馬界。今年は3歳クラシックも古馬勢も極めて層が厚く、毎度好メンバーでのレースが展開されており盛り上がりも例年以上だ。
それは明確に「売上」の面でも表れており、今年に入ってすでに6つのG1競走が開催されたが、4月の桜花賞を除いて他5レースが軒並み昨年の売上を上回っている。10%以上UPのレースも3つあるなど好調。
無論、アベノミクスなどによる景気回復傾向によって昨年から徐々に売上げの面では上昇していたのだが、今年もその勢いを保っているのはうれしい限りだ。「JRA IPAT」の浸透、スマートフォンの普及によって馬券購入が容易になった点も大きいだろう。その上、今年はハイレベルな戦いが繰り広げられるのだから、これで上がらなければどうすればいいの? というレベルだ。
しかも、この春G1に関しては気づかないレベルではあるが「援軍」も存在する。本当に効果が出ているのかは極めて不透明だが、わずかばかりの影響力もあるのではと思ってしまうのが、現在高視聴率をキープしている、嵐の大野智主演のドラマ『世界一難しい恋』(日本テレビ系)である。
ホテルチェーンの社長である鮫島零治(大野)と、その社員である柴山美咲(波瑠)との不器用な恋愛を描いたラブコメ。ここまで第1話12.8%、第2話12.9%、第3話13.1%、第4話は12.2%、11日放送の第5話は11.5%と、2ケタ視聴率を保持。大人気アイドルグループのリーダーと、朝ドラでスターダムに上り詰めた女優の共演ということで、注目度も高いのだろう。5話ではついに零治が美咲に告白して、ネット上が盛り上がったようだ。
以前本サイトでも紹介した通り、この『世界一難しい恋』の登場人物は「鮫島」「柴山」に始まり「堀」「丸田」「音無」「橋口」、ライバルの会社名が「ステイゴールドホテル」など、競馬関係者の名前をふんだんに使っていることでも知られる。恐らく制作側に競馬好きがいるのだろうと推測できる。
繰り返しになるが、これが競馬人気を後押ししているかといえばそんなことはほぼないだろうし、そもそも気づかない人も多いだろう。だが、競馬界全体が盛り上がっている中、このような”ネタ”が出てくるのはうれしい限り。視聴率を見る限り相当な人数が同ドラマを視聴しているのは間違いなく、中には名前のネタに気づいて「今週競馬やろうかな」なんて思う人もいるかも……(ないかな)。
なんにせよ、本サイトでも同ドラマは応援していきたいところ。競馬界の春G1も後半戦に入ったが、オークス、ダービーに宝塚記念と「メイン」はこれから。ますます楽しんでいきたい。
(文=きゅーしょにす斗)
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