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川田将雅VS池添謙一「7馬身差」の一騎打ち! キズナ産駒の大物牝馬2頭が2歳新馬開幕からデッドヒート!

日本ダービーを制したキズナ 撮影:Ruriko.I
日本ダービーを制したキズナ 撮影:Ruriko.I

「キズナ産駒」2頭が後続に7馬身差をつける一騎打ち

 3歳クラシックの頂上決戦・日本ダービー(G1)をダノンデサイルの勝利し、新たなシーズンが幕を開けた競馬界。2歳新馬の開幕週には、来年のクラシックを見据える有力候補が集結しているが、さっそく大きな注目が集まった。

 1日に行われた京都の新馬戦は、2頭のキズナ産駒によるハイレベルな一騎打ちとなった。最後の直線で逃げ粘る1番人気ダノンフェアレディ(牝2歳、栗東・橋口慎介厩舎)を一完歩ごとに追い詰める2番人気ショウナンザナドゥ(牝2歳、栗東・松下武士厩舎)。

 しかし、レース後に鞍上の池添謙一騎手が「先を考えると、ここは勝って楽をさせてあげたかった」と悔しさを露わにした通り、最後は川田将雅騎手とダノンフェアレディの逃げ切り。気が付けば、3着ジャスタパーティーとは7馬身以上の差がついていた。

「ダノンフェアレディの母メチャコルタはアルゼンチン1000ギニー(G1)の勝ち馬。ショウナンザナドゥは姉に今年のフラワーC(G3)を勝ったミアネーロがいるなど、どちらも期待の良血馬ですが、デビュー戦から実にハイレベルな争いを見せてくれました。勝ったダノンフェアレディはもちろん、半馬身差で2着したショウナンザナドゥも今後が楽しみな存在ですね。

また、3着馬のジャスタパーティーもレース後に西村淳也騎手が『この馬も良い馬』と改めて称賛していた通り、4着ヴェーヌドールに5馬身差をつける力走でした。前の2頭には大きく引き離されてしまいましたが、この馬も勝ち上がりはそう遠くないはず。この先、大きな舞台でリベンジを狙うチャンスはあると思います」(競馬記者)

2024年世代もキズナ産駒の快進撃は止まらない?

ジャスティンミラノ 撮影:Ruriko.I
キズナ「黄金世代」の代表ジャスティンミラノ 撮影:Ruriko.I

 それにしても特筆すべきは、ダノンフェアレディとショウナンザナドゥの父キズナの勢いだろう。

 先週の日本ダービーには皐月賞(G1)を制したジャスティンミラノを筆頭に、スプリングS(G2)を無敗で勝ったシックスペンス、京都新聞杯(G2)を勝ったジューンテイク、青葉賞(G2)で2着したショウナンラプンタ、若駒S(L)勝ちのサンライズジパングといったキズナ産駒が出走。残念ながらジャスティンミラノの2着が最高成績だったが、産駒5頭の出走は当然、種牡馬別で最多だった。

 また、オークス(G1)でも桜花賞(G1)で3着だったライトバックが再び3着。4着にもクイーンC(G3)の勝ち馬クイーンズウォークが名を連ねるなど、「黄金世代」と呼ばれる現3歳のキズナ産駒たちの存在感は他を圧倒するものだった。

 当サイトでも先日『来年のクラシックもキズナ産駒は大注目!』という特集記事を掲載したばかりだが、この記事で紹介したダノンフェアレディとショウナンザナドゥが、さっそくハイレベルな走りを披露。この2頭が6、7番目のピックアップだったことは、今年のキズナ産駒のラインナップの厚さを物語っているはずだ。

「上位2頭が、しっかりと評価通りの競馬をしたと思います。無事に1つ勝つことができてよかったです」

 レース後のコメントはいつも通りクールな“川田節”だったが、川田騎手の視線はすでに年末の2歳女王決定戦や来年のクラシックに向いているはず。ダノンフェアレディとショウナンザナドゥ、この2頭のキズナ産駒牝馬の競演はこれから大きな舞台を何度も沸かせるものになるかもしれない。

GJ 編集部

GJ 編集部

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