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キズナVSエピファネイア「産駒7頭」が日本ダービー(G1)で激突! 11年前に0.1秒差で分かれた明暗…歴史は繰り返すか、それとも
![東京競馬場](/wp-content/uploads/2019/10/19saujiarabia_fuchu02.jpg)
11年の時を経て、キズナVSエピファネイアが再び…!
数々の名勝負を生んできた一生に一度の舞台、日本ダービー(G1)が今年も開催される。
ダービーといえば、騎手に関して話題になることが多い。全ての騎手が一度は勝利を夢見る舞台でもあるからだろうか、こと勝利騎手についてはドラマがつきものだ。
レース後のインタビューで「1番人気はいらないから1着だけ欲しいと思っていた」と言ったサニーブライアンの大西直宏騎手。苦節19度目のダービーで遂に勝利した福永祐一騎手などはその好例だろう。
なかでもダービー歴代最多の6勝を記録している武豊騎手が「生涯で最も会心のレースだった」と言ったレースが、実はあるダービーだったというのは興味深い。
2013年の第80回日本ダービーである。
レースは1番人気に京都新聞杯(G2)覇者キズナ、2番人気に皐月賞馬ロゴタイプ、3番人気に皐月賞2着馬エピファネイアという下馬評でスタートを切った。
ミドルペースで澱みなく進み迎えた直線、残り100m付近で猛然と福永騎手のエピファネイアが先頭に立った。しかし、そのまま押し切るかと思われた瞬間、外から強襲したのは武豊騎手のキズナだった。結果は1着キズナ、半馬身差の2着にエピファネイア。武豊騎手を久々のダービー制覇へ導いたキズナ、福永騎手とエピファネイアは悲願のダービーに0.1秒届かずという悔しい結末に終わったのが13年のダービーだ。
時は流れ2019年、2頭の新種牡馬がデビューした。かたや現役時代に日本ダービーを制し、ディープインパクトの後継種牡馬として期待のかかる存在。かたや現役時代G1を2勝し、母は日米オークスを制覇と世界的な名血。
キズナとエピファネイアである。
2頭は初年度から上々の結果を残した。同年のファーストクロップサイアーのランキングでは1位キズナ、2位エピファネイアという、まるであのダービーを彷彿とさせるような順位だった。
その後も2023年リーディングサイアーこそキズナ4位、エピファネイア9位とやや差が開いたが、24年は5月19日時点で1位キズナ、3位エピファネイアと高いレベルで競い合っている。
また、キズナからは2021年にアカイイトがエリザベス女王杯(G1)を勝利、22、23年にかけてソングラインが安田記念(G1)を連覇。一方、エピファネイアは初年度産駒からいきなり無敗三冠牝馬デアリングタクトを輩出、翌年にはG1を3勝したエフフォーリアと立て続けに大物を輩出。先日のヴィクトリアマイル(G1)を制したテンハッピーローズもエピファネイア産駒だ。
「産駒7頭」が日本ダービー(G1)で激突!
そして、今週末の日本ダービーではキズナ産駒5頭、エピファネイア産駒2頭と数多くの産駒が出走する。
キズナ産駒からは、現在無敗のジャスティンミラノ、同じく無敗で挑むシックスペンスなど上位人気になるような馬が出走。対してエピファネイア産駒はダノンデサイル、ビザンチンドリームの2頭と心許ないが、共に追い切りでは好タイムを記録。
両雄が11年前に死力を尽くした舞台で、来たる5月26日、今度は産駒同士が相対する。
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