GJ > 競馬ニュース > キズナVSエピファネイア「産駒7頭」が日本ダービー(G1)で激突!
NEW

キズナVSエピファネイア「産駒7頭」が日本ダービー(G1)で激突! 11年前に0.1秒差で分かれた明暗…歴史は繰り返すか、それとも

【この記事のキーワード】, ,
東京競馬場
日本ダービーの舞台となる東京競馬場

11年の時を経て、キズナVSエピファネイアが再び…!

 数々の名勝負を生んできた一生に一度の舞台、日本ダービー(G1)が今年も開催される。

 ダービーといえば、騎手に関して話題になることが多い。全ての騎手が一度は勝利を夢見る舞台でもあるからだろうか、こと勝利騎手についてはドラマがつきものだ。

 レース後のインタビューで「1番人気はいらないから1着だけ欲しいと思っていた」と言ったサニーブライアンの大西直宏騎手。苦節19度目のダービーで遂に勝利した福永祐一騎手などはその好例だろう。

 なかでもダービー歴代最多の6勝を記録している武豊騎手が「生涯で最も会心のレースだった」と言ったレースが、実はあるダービーだったというのは興味深い。

 2013年の第80回日本ダービーである。

 レースは1番人気に京都新聞杯(G2)覇者キズナ、2番人気に皐月賞馬ロゴタイプ、3番人気に皐月賞2着馬エピファネイアという下馬評でスタートを切った。

 ミドルペースで澱みなく進み迎えた直線、残り100m付近で猛然と福永騎手のエピファネイアが先頭に立った。しかし、そのまま押し切るかと思われた瞬間、外から強襲したのは武豊騎手のキズナだった。結果は1着キズナ、半馬身差の2着にエピファネイア。武豊騎手を久々のダービー制覇へ導いたキズナ、福永騎手とエピファネイアは悲願のダービーに0.1秒届かずという悔しい結末に終わったのが13年のダービーだ。

 時は流れ2019年、2頭の新種牡馬がデビューした。かたや現役時代に日本ダービーを制し、ディープインパクトの後継種牡馬として期待のかかる存在。かたや現役時代G1を2勝し、母は日米オークスを制覇と世界的な名血。

 キズナとエピファネイアである。

 2頭は初年度から上々の結果を残した。同年のファーストクロップサイアーのランキングでは1位キズナ、2位エピファネイアという、まるであのダービーを彷彿とさせるような順位だった。

 その後も2023年リーディングサイアーこそキズナ4位、エピファネイア9位とやや差が開いたが、24年は5月19日時点で1位キズナ、3位エピファネイアと高いレベルで競い合っている。

 また、キズナからは2021年にアカイイトがエリザベス女王杯(G1)を勝利、22、23年にかけてソングラインが安田記念(G1)を連覇。一方、エピファネイアは初年度産駒からいきなり無敗三冠牝馬デアリングタクトを輩出、翌年にはG1を3勝したエフフォーリアと立て続けに大物を輩出。先日のヴィクトリアマイル(G1)を制したテンハッピーローズもエピファネイア産駒だ。

「産駒7頭」が日本ダービー(G1)で激突!

 そして、今週末の日本ダービーではキズナ産駒5頭、エピファネイア産駒2頭と数多くの産駒が出走する。

 キズナ産駒からは、現在無敗のジャスティンミラノ、同じく無敗で挑むシックスペンスなど上位人気になるような馬が出走。対してエピファネイア産駒はダノンデサイル、ビザンチンドリームの2頭と心許ないが、共に追い切りでは好タイムを記録。

 両雄が11年前に死力を尽くした舞台で、来たる5月26日、今度は産駒同士が相対する。

GJ 編集部

GJ 編集部

真剣勝負の裏にある真実に切り込むニュースサイト「GJ」の編集部です。これまで作成した記事は10000本以上。競馬歴10年超えの情報通が業界の「しがらみ」を取り払った「本音」や「真実」にも臆することなく、他のサイトとは一線を画したニュース、サービス提供を行っています。

真剣勝負の真実に切り込むニュースサイト「GJ」

Twitter:@GJ_koushiki

Instagram:@goraku.horse.racing0505

キズナVSエピファネイア「産駒7頭」が日本ダービー(G1)で激突! 11年前に0.1秒差で分かれた明暗…歴史は繰り返すか、それとものページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 東京ダービー(S1)JRA勢「大侵略」にTCKが対応策! 物議醸した「バルダッサーレ方式」アウトも根本的解決とは言えず……
  2. JRA元騎手・藤田伸二氏の「引退理由」を日本経済新聞が痛烈批判!?「木を見て森を見ない典型」と述べた騎手リーディングの本質とは
  3. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  4. 「元イエスタカス」ダッシングブレイズ重賞制覇に高須院長も「イエス」!? 名前に翻弄された素質馬の飛躍が話題
  5. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  6. 「存在自体が奇跡」常識外の”近親交配”で生まれた怪物・エルコンドルパサーの強さと「伝説のG2」
  7. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  8. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  9. 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
  10. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?