松山弘平×杉山晴紀厩舎の「好素材」が人気馬2頭を完封! ドウデュースを追い詰めるも無念の骨折、春クラシックを逃した3年前のリベンジなるか

7日、小倉5Rに行われた2歳新馬戦は、3番人気のジョバンニ(牡2歳、栗東・杉山晴紀厩舎)と松山弘平騎手のコンビが優勝。今年のダービー馬ダノンデサイルと同じエピファネイア産駒がデビュー戦で白星を飾った。
夏の小倉・芝1800mの新馬戦は、G1・3勝のドウデュースが3年前に勝ち上がった舞台。それ以前にもG1・4勝の女傑クロノジェネシスがここから羽ばたくなど、近年注目を集めているレースの1つだ。
今年も友道康夫厩舎のバズアップビート、キタサンブラック産駒の3.4億円ホース・ダノンシーマといった素質馬2頭が参戦。両馬がともに単勝1倍台で人気を分け合ったこともあり、ジョバンニは単勝10.8倍とやや離れた3番人気に留まった。
レースはダノンシーマがスタートでダッシュがつかず、後方からの競馬となるやや波乱の幕開け。ジョバンニもそれほど速いスタートではなかったものの、すぐに二の脚がついて道中は3番手からレースを進める。
3、4コーナー中間で外からダノンシーマが追い上げてきたタイミングでジョバンニも進出を開始。4コーナーで早くも先頭に躍り出ると、直線に入っても脚色は衰えず、最後はバズアップビートの追い上げを1馬身差で振り切りフィニッシュした。
「ジョバンニは人気こそ2頭に譲りましたが、先行勢をねじ伏せて後続の追撃もしのぎ切る非常に強い競馬内容だったと思います。勝ちタイムの1分50秒1も先述のドウデュースが勝利したときのそれを0秒1上回っています。来春が楽しみな1頭が現れましたよ。
また、杉山晴厩舎の管理馬で松山騎手、KRジャパンの所有馬といえば、そのドウデュースの新馬で2着に敗れたガイアフォースと同じ組み合わせ。同馬は故障もあって春クラシックに出走できなかっただけに、陣営としてはリベンジの思いもあるかもしれませんね」(競馬記者)
ガイアフォースは新馬でドウデュースを追い詰めるも骨折

ガイアフォースといえば2022年のセントライト記念(G2)勝ち馬であり、今年のフェブラリーS(G1)でも2着に好走。芝ダートを問わない実力馬だが、デビュー戦でドウデュースとわずか0秒1差の接戦を繰り広げていたのだから現在の活躍ぶりも納得といえる。
ただ、同馬は新馬戦の後に膝の骨折が判明。半年以上の休養を余儀なくされることとなった。後のダービー馬をクビ差まで追い詰めながらも、春クラシックに参戦することが叶わなかった。
「セーフティーリードを取って早めに押し切る競馬をしようと思っていました。馬がそれに応えてくれて、強い競馬をしてくれました」
レース後、松山騎手はドウデュースと同厩舎のバズアップビートを抑えて勝ち上がったジョバンニの走りをそう褒め称えた。年末や来春に向けて次も好レースを見せてくれることを期待したい。
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