川田将雅「勝ち馬の方が強かった」クロノジェネシス近親がライバル退けデビューV! 夏の新潟開幕週で楽しみな牝馬が勝ち名乗り

28日、新潟競馬場の4Rに行われた2歳新馬戦(芝1600m)は、2番人気プロクレイア(牝2歳、栗東・小林真也厩舎)と坂井瑠星騎手のコンビが優勝した。
川田将雅騎手の1番人気ダンケルドや、福永祐一厩舎のルージュレアリーズなど楽しみな馬が顔を揃えた一戦。そのライバルであるダンケルドが好スタートを決めたことに対し、プロクレイアはやや後手を踏み後方からのレースを余儀なくされる。
ただ、4コーナーでは外目から中団付近まで押し上げると、持ったままの手応えで最後の直線に入る。先に抜けだしたダンケルドを目標にスパートを開始すると、ラスト1ハロンからは2頭の追い比べとなったが、最後はプロクレイアが3/4馬身差で制した。
川田将雅騎手「勝ち馬の方が強かったです」
「プロクレイアは直線に入ってからも非常に楽な手応えで、上がり3ハロンもメンバー最速の33秒8をマーク。スタートのロスや通ったコースなどを考えると、着差以上に強い内容だったと思います。
2着ダンケルドに騎乗していた川田騎手もレース後には『最後まで全力の走りでした。勝ち馬の方が強かったです』と、プロクレイアに称賛を送っていましたよ」(競馬記者)

ライバルを退けてデビュー勝ちを決めたプロクレイアは、三冠牝馬デアリングタクトや今年の桜花賞馬ステレンボッシュと同じエピファネイア産駒。祖母にクイーンC(G3)勝ち馬ライラプス、3代母には重賞4勝のフサイチエアデールを持つ。近親にはG1・4勝のクロノジェネシスや国内外でG1・2勝を挙げたノームコアが名を連ねており、牝馬の活躍が目立つ一族である。
ちなみに、夏の新潟開幕週・芝1600mの新馬戦といえば、後に牝馬三冠を制するリバティアイランドが勝ち上がった舞台としても知られる。
今回プロクレイアがマークした勝ち時計は1分35秒5。これは2年前にリバティアイランドが記録したタイムを0秒3上回っていたのだから、これから先が楽しみになったと言えるのではないか。
「性格の良い前向きな馬。最後までしっかりと長く良い脚を使ってくれました」
レース後、騎乗した坂井騎手もプロクレイアをそう高く評価した。次走は未定のようだが、管理する小林調教師は状態を見ながら牧場と相談して決めたいとのこと。これから来春にかけて牝馬路線で目が離せない1頭になりそうだ。
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