C.ルメールとデビュー2連勝の快速に「牝馬版シュネルマイスター」の声! 暮れのG1に名乗りも鞍上問題発生?
4日、新潟競馬場で行われた芝1400mのダリア賞(OP)は、1番人気プリティディーヴァ(牝2歳、美浦・田中博康厩舎)が単勝1.9倍の期待に応えて優勝した。
9頭立ての一戦。初戦は2番手から抜け出して勝利を決めたプリティディーヴァだが、この日は引き続き手綱を取ったC.ルメール騎手が中団からの競馬を選択。先行集団をじっくり見ながらレースを運び、最後の直線に向いた。
スムーズに馬群の外に進路を確保すると、隣には2番人気サニーサルサがいたものの手応えの差は歴然。プリティディーヴァはルメール騎手のゴーサインに反応するとメンバー最速の上がり3ハロン35秒1を繰り出し、最後は2着セイウンビッグバンに1馬身差をつけてフィニッシュした。
「セイウンビッグバンも3着には4馬身差をつけており、完全に勝ちパターンだったのですが、今回のところは相手が悪かったですね。ゴール前で抜け出したプリティディーヴァはまだ手応えに余裕があるようにも見え、着差以上の完勝だったと思います。
昨年のダリア賞を勝ったコラソンビートはその後、京王杯2歳S(G2)を勝利し阪神ジュベナイルF(G1)3着となり、一昨年の覇者ミシシッピテソーロも阪神JFで5着に好走しています。今年も暮れのG1に向けて楽しみな馬が勝ち上がりましたよ」(競馬記者)
「牝馬版シュネルマイスター」と期待する声!
これでデビュー2連勝となったプリティディーヴァはキングマン産駒。母父テオフィロはサドラーズウェルズ系であり、これは2021年のNHKマイルC(G1)を勝った名マイラー・シュネルマイスターと同じ配合パターンだ。
もちろん比較するにはまだ気が早いものの、主戦もルメール騎手で同じということもあってか、SNSやネット掲示板などではプリティディーヴァに対し「牝馬版シュネルマイスター」「新たな短距離女王誕生の予感」「これから先が楽しみすぎる」といった期待の声が寄せられていた。
ルメール騎手もレース後に「外に出すと凄くいい脚で瞬発力を見せてくれました」と終いの脚を絶賛。管理する田中博調教師は「間隔をしっかり空けます」と話していたことから、次走は秋以降になりそうだ。
これから暮れにかけて牝馬戦線で主役候補の1頭となるプリティディーヴァだが、ルメール騎手はこの路線に新潟・芝1800mの未勝利をレコード勝ちしたエンブロイダリーもいる。2頭が対決することになった場合、ルメール騎手がどちらに跨ることになるのかにも注目が集まるだろう。
PICK UP
Ranking
5:30更新- 天皇賞・秋は「ドリームレース」実現濃厚?ドウデュース、リバティアイランドほか現役トップクラスが揃い踏みか
- 横山武史「勝負」の代打2連戦! ナムラクレア、テーオーロイヤルで示したい存在感
- ジャスティンミラノ、ジャンタルマンタル不在の菊花賞…底見せていない素質馬に権利取りの期待
- 「真相は藪の中」謎の多い角田大河の逝去…未来ある若者が不可解な行為、ネットでは「同乗者」を特定する動きも?
- 天皇賞・秋は「ドリームレース」実現濃厚? ジャスティンミラノ、ジャンタルマンタル不在の菊花賞…底見せていない素質馬に権利取りの期待【週末GJ人気記事ぶった斬り!】
- C.ルメール「菊花賞でもチャンスがある」前日のミスからガラリ一変…鞍上問題発生もドゥレッツァの再現濃厚か
- 「44対22」でナムラクレアにチャンス増える?スプリンターズSは横山武史と新コンビ
- 永島まなみ、菊沢一樹で「億超え」から歴代3位の急降下…「空気を読まない」WIN5がファン翻弄!?
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- アーモンドアイに食い下がった「実力馬」の初仔がノーステッキ初陣V!「能力は確かです」母と同舞台で初白星、ラスト一冠の惑星に急浮上?