
武豊「凱旋門賞パートナー」の評価が急上昇!? シティオブトロイがG1レコードV、本番で逆転の可能性は

日本時間21日夜に開催されたインターナショナルS(英G1)。日本から参戦したドゥレッツァとC.ルメール騎手のコンビは果敢に先行したものの5着。勝ったのはR.ムーア騎手が騎乗した1番人気シティオブトロイだった。
シティオブトロイはペースメーカーと思われた同厩舎のハンスアンデルセンがいたものの、ハナを奪ってレースの主導権を握る。最後の直線で外からカランダガンが強襲してくるともうひと伸びを見せ、最後は1馬身差をつけて堂々押し切った。
「シティオブトロイはG1・6勝の名馬シーザスターズが保持していたレコードを1秒近くも更新。まさに着差以上の完勝といった内容でした。レース後、(ドゥレッツァを管理する)尾関知人調教師も『最後は力の差を感じた』と話しており、勝ち馬の強さには脱帽といった様子でしたね」(競馬記者)
G1・4勝目となったシティオブトロイは今後、管理するA.オブライエン調教師がまだ手にしたことのないタイトルである11月のブリーダーズCクラシック(米G1)参戦が最有力視されている。その前に凱旋門賞(仏G1)に出走する可能性もあるようだ。
武豊「凱旋門賞パートナー」の評価が急上昇!?

また、同馬がインターナショナルSを快勝したことにより、評価を急上昇させたのがアルリファー(牡4歳、愛・J.オブライエン厩舎)かもしれない。
ここまで9戦3勝という実績のアルリファーは、キーファーズの松島正昭代表が共同所有者となり、10月の凱旋門賞に武豊騎手とのコンビで臨むことが発表されて一躍話題となった。11日に行われたベルリン大賞(独G1)を5馬身差で圧勝しており、本番でも有力馬の1頭と目されている。
そんなアルリファーは2走前のエクリプスS(英G1)でシティオブトロイと対戦。芝1990mの一戦で最後方からの競馬を選択し、最後の直線は大外から脚を伸ばしたものの、先に抜け出したライバルをとらえ切れず1馬身差の2着に敗れていた。
ただ、このときは3歳のシティオブトロイが56.5キロの斤量だったのに対し4歳のアルリファーは61.0キロと、両馬の間には実に4.5キロもの斤量差があった。競馬の斤量は1キロにつき約1馬身違うと言われているが、これだけの差がありながらも接戦を演じていたのだ。
ちなみに、凱旋門賞ではこの斤量差が3キロに縮まる。シティオブトロイは先述の通り凱旋門賞への参戦は未定だが、仮に出走してきたとしても今度は逆転劇があっても不思議ではない。
シティオブトロイのインターナショナルS快勝は、アルリファー陣営および武豊騎手の凱旋門賞制覇への期待をより高めるものとなったかもしれない。
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