オーサムリザルト「無敗三冠」父超えでG1取りに王手!武豊「手応えも楽でしたね」凱旋門賞後に大仕事の期待

27日、門別競馬場で行われたブリーダーズゴールドC(G3・ダート2000m)は、単勝1.1倍の断然人気に支持されたオーサムリザルト(牝4、栗東・池江泰寿厩舎)が優勝。前走のエンプレス杯(G2)に続く2つ目の重賞タイトルを手にするとともに、デビューから無敗の7連勝を決めた。
快進撃の続く怪物牝馬に立ちはだかるのは?
主戦を任される武豊騎手が「手応えも楽でしたね」と振り返った通り、まるで単走の追い切りをしているかのような大楽勝。2着馬のデリカダを5馬身置き去りにしながらもゴール前で流す余裕もあった。出走メンバー12頭の中で1頭だけ57キロの斤量を背負ったものの、無敗の女王にとってはハンデにすらならなかったか。
果敢にハナを奪ったシダーが先頭に立ち、少し離された2番手にサーマルソアリング、その直後の3番手をオーサムリザルトが追走する。縦に長い隊列となる中、3コーナー過ぎに手応えの怪しくなった前の2頭を交わしてオーサムリザルトが早くも先頭に立つ。最後の直線でも武豊騎手が軽く促しただけで悠々と押し切ってしまった。
今回の勝利により、戦前の陣営から「ここを勝てば行きたい」という話も出ていたアメリカのブリーダーズCディスタフ(G1、11月2日・デルマー・ダート1800m)への参戦も決まった。
ブリーダーズゴールドC優勝からブリーダーズCディスタフのステップは、2021年に日本調教馬としてアメリカのダート初G1制覇を遂げたマルシュロレーヌと同じ。歴史的快挙を達成した偉大な先輩に続きたいところだ。
「一時は単勝元返しの1.0倍になったくらいですが、1.1倍でもオイシイと思える楽勝でしたね。オーサムリザルトの実績はマルシュロレーヌ以上といえるだけに、ブリーダーズCディスタフでも楽しみですが、すでにG1を3勝しているソーピードアンナが立ちはだかる可能性が高いです。
トップクラスの牡馬と互角の実力を持つライバルが大本命と見られており、もしここを勝つようなら、われわれの想像をはるかに超える大物ということになりそうです。武豊騎手は、オーサムリザルトと同じく無敗の快進撃を続けているヤマニンウルスもお手馬にいます。いつか2頭の直接対決も見てみたいですね」(競馬記者)
また、オーサムリザルトが予定しているアメリカ遠征の成功を予感させるのは、本馬の血統的背景にある。アメリカ産馬のオーサムリザルトにとっても、この遠征は生まれ故郷に里帰りをするようなものだ。
父ジャスティファイは、2018年に無敗でアメリカのクラシック三冠を達成した名馬。後に薬物違反の疑いでサンタアニタダービー(G1)を失格処分となったため、公式には「無敗」の肩書きは外れてしまったが、愛娘は6連勝の父を超える7連勝。強敵相手でも怯む必要はないだろう。
鞍上の武豊騎手は、アメリカ遠征の前にもベルリン大賞(独G1)を5馬身差で圧勝したアルリファーで凱旋門賞(G1、10月6日・パリロンシャン・芝2400m)に挑む予定。世界を股にかけるレジェンドの華麗な手綱捌きに注目だ。
PICK UP
Ranking
5:30更新
岩田望来「素行不良」で追放されても重賞4勝目ゲット! 減量トラブルや夜遊び発覚した「問題児」が干されなかったワケ
JRA四位洋文「調教師合格」武豊も祝福……「シイタケ馬券」やウオッカ伝説など功績多々
日本競馬が揺れた現役騎手による「禁止薬物」事件から8年。坂井瑠星、横山武史ら「5年連続」トップジョッキーを輩出…JRA「新ルール」が呼び込んだ若手黄金期【この日、何の日】2月12日編- JRA西村淳也活躍は「今年まで」? 関係者や記者評判最悪、ノーザンはあくまで「減量目当て」抜擢で……
- 交通事故で乗り合わせたすべての馬が死亡……度重なる危機を奇跡的に乗り越え、最後は年度代表馬に。人知を超えた「奇跡の馬」サンデーサイレンス【前編】
- 武豊「大誤算」ジャパン凱旋門賞(G1)直前にまさかの出走取消! スプリンターズS、秋華賞より優先した夢……残されたのは大き過ぎた「代償」
- JRA「前代未聞」の不祥事は岩田康誠だけじゃない!? 先輩騎手が後輩騎手を木刀で殴打、22年前に起きた「サイレンススズカ超え」の遺恨
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- 競馬界の悲劇ーー後藤浩輝騎手、突然の自殺から1年……くすぶる「死の謎」と「一家心中」の壮絶半生
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?















