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スピルバーグ、ラブリーデイが最後の勝利…天皇賞・秋の王道ステップに変化

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武豊騎手 撮影:Ruriko.I
武豊騎手 撮影:Ruriko.I

 10月に入って気温も下がり、過ごしやすくなった。暑くも寒くもないこれくらいが人も馬もちょうどいいのかもしれない。

 ルガルの勝利したスプリンターズS(G1)の余韻も残るが、今週から東京、京都、新潟へと舞台を移し、開幕を飾る重賞の毎日王冠(G2)と京都大賞典(G2)が開催。いよいよ本格的な秋競馬の到来といった雰囲気である。

 G1を見据える馬が出走するこれらの重要ステップは、過去に多くの名馬たちを天皇賞・秋(G1)に送り込んできた。比較的近年でもダイワメジャー、ウオッカ、エイシンフラッシュは毎日王冠、スペシャルウィーク、テイエムオペラオー、ゼンノロブロイは京都大賞典を使われて秋の盾を手に入れている。

天皇賞・秋の王道ステップに変化

 だが、この王道ステップといえる両レースを経由した馬が天皇賞・秋を優勝したケースは、京都大賞典を使った2015年のラブリーデイが最後。その前年まで毎日王冠組がエイシンフラッシュ(12年)、ジャスタウェイ(13年)、スピルバーグ(14年)と3連勝していたが、直近に至っては8連敗と振るわない。

 その代わりに存在感を増したのが、それぞれ2勝を挙げた宝塚記念(G1)、日本ダービー(G1)、安田記念(G1)だ。天皇賞を連覇したアーモンドアイやイクイノックスも関係したとはいえ、近5年は春から直行した馬が連勝中。調教技術の進化もあるのだろうが、休み明けを使って本番という仕上げ方は、過去のものになりつつあるのかもしれない。

「スプリンターズSのルガルも骨折で大敗した高松宮記念(G1)から直行で優勝。こちらはアクシデントだったものの、厩舎関係者の尽力もあって好仕上がりでした。勿論、順調に使われている馬の方が不安はありませんが、昔のように休み明けは大幅割引という先入観は捨てた方が良さそうです。

また、毎日王冠や京都大賞典組が勝てなくなったことは、メンバーレベルの低下も大きく影響していると思います。かつては大物の参戦で盛り上がりましたが、最近の毎日王冠はマイルCSのステップの印象も強くなり、京都大賞典もジャパンCや有馬記念(G1)を視野に入れる馬の出走も増えました」(競馬記者)

 今年の京都大賞典登録馬には、宝塚記念を制したブローザホーンの名もあるが、本馬は暮れの有馬記念が大目標であり、間に一戦挟むなら天皇賞・秋ではなくジャパンCが濃厚だろう。

 エフフォーリアやイクイノックスが3歳で天皇賞・秋を制したように、皐月賞馬ジャスティンミラノも日本ダービーから直行を予定。他にも休み明けのドウデュースやリバティアイランドらが出走を予定しており、今年も劣勢濃厚だ。

 サイレンススズカ、エルコンドルパサー、グラスワンダーの参戦した1998年の毎日王冠はG1級に盛り上がった。時代が変わったことは認めつつも、そろそろ王道ステップ組の反撃に期待したい。

GJ 編集部

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