真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.08.29 10:59
札幌2歳S(G3)の超ハイレベル「3強」対決に注目 ジャングルポケットとテイエムオーシャンが激突し、翌年のJRA賞を独占した伝説の再現なるか
編集部
6日に新潟で行われたデビュー戦で、単勝1.9倍という圧倒的な人気に推されたロックディスタウンは、中団やや前でレースを進めると、最後の直線では驚異的な瞬発力を披露。外から他馬に被せられ前を塞がれる厳しい展開だったが、鞍上のC.ルメール騎手がまったく慌てていないのは、この馬の手応えが抜けていたからだろう。
結局、進路が開いたのは残り200m手前。だが、そこからゴーサインを受けたロックディスタウンはあっという間に先頭集団を捉え、最後は流したままゴールした。
超スローペースからの瞬発力勝負となったこのレース。レースの上がり自体が32.8秒という2歳戦離れした追い比べとなる中、本馬は最速となる32.5秒で突き抜けている。半姉にファンタジーS(G3)のタガノエリザベート、クイーンC(G3)のキャットコインがおり、牝馬が早くから結果を残す血筋。叔父には2004年の年度代表馬ゼンノロブロイがいる良血だ。
「今週の札幌2歳Sにはクリノクーニングとロックディスタウンのオルフェーヴル産駒2頭に加え、新馬戦でクリノクーニングが負かしたカレンシリエージョも出走することから、例年にないハイレベルな戦いが期待できそうです。
思い出されるのはジャングルポケット、タガノテイオー、テイエムオーシャンで決まった2000年の札幌2歳Sですね。当時のレコードで決着しましたが、あの時もジャングルポケットとタガノテイオーがデビュー戦で激突する数奇な出来事があっての戦いでした」(競馬記者)
PICK UP
Ranking
23:30更新- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!