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ウオッカVSダイワスカーレット再び!? ダイワ産駒ダイワメモリーデビュー勝ちで、タニノフランケルとの「夢」対決は?

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「追い出してからがいいね」

 24日、中山競馬場で2歳新馬戦が行われ、有馬記念などG1を4勝した名牝ダイワスカーレットの娘ダイワメモリー(牝2歳、美浦・国枝栄厩舎)が初勝利を飾った。

 中山の2000mを12頭立てで行われた新馬戦。ダイワメモリーは大外の12番枠からまずまずのスタートを決めると、無理せず中団外側へ。誰もが逃げて標的になることを嫌ってか、馬群が一団になる超スローペース。1000m通過は66.5秒という流れの中、本馬は先行勢を見るような形で追走した。

 3コーナー辺りでようやくペースが上がり始め、残り600mを切ったところで各馬がスパートに入る。ダイワメモリーも、楽な手応えで先頭を射程圏に入れたまま最後の直線へ。

 内々を通った分、やや狭くなったダイワメモリーが足止めを食らっている間、先に抜け出したのは、ハナを切ってレースの主導権を握っていたマイネルプリンチペだった。後続に2馬身ほどのリードを付け、粘り込みを図る。しかし、ラチ沿いを縫うように上がってきたダイワメモリーが一完歩ずつ差を詰めると、最後は3/4馬身交わしてゴールに飛び込んだ。

「追い出してからがいいね。調教ではそんな面を見せていなかったけど、思った以上。距離も2000mで良かった」

 レース後、鞍上の内田博幸騎手がデビュー戦を快勝した名牝の仔を高く評価。勝ちタイムは2:06.1と目立ったものではないが、この時期に牡馬を相手に2000mを勝った意味は大きい。ダイワスカーレットの仔としてはダイワミランダに続いての新馬勝ちとなるが、ファンとしては待ちに待った大物感のある産駒が出現したといえるだろう。

「ダイワスカーレットの産駒はこれで6頭目ですが、何故かすべて牝馬です。毎年、様々な父を付けてきましたが、ダイワメモリーの父は新種牡馬のノヴェリスト。やっと期待できそうな仔が出てきましたね。国枝先生はじっくり使っていく方針のようですが、この血統だけに先々が楽しみです。

 そして、何よりも今年は母のライバルだったウオッカの仔も元気。フランケルとの間に生まれたタニノフランケルも先日、未勝利戦を強い内容で勝ち上がったばかりです。残念ながら、牡馬と牝馬に分かれてしまいましたが、将来的にどこか大きな舞台で対決となれば面白いですね」(競馬記者)

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