
ウオッカ×フランケル「17冠ベビー」初陣が決定! 狙うは「世界最高のダービー」か

競馬ファンはおろか、関係者たちの多くも羨望の眼差しで見つめる1頭の素質馬のデビューが決まった。
先週、ゲート試験に合格したのち、現在は放牧に出されているタニノフランケル(牡2歳、栗東・角居勝彦厩舎)。同馬のデビュー戦が、8月12日に開催予定の新潟第5レース(芝1800m)に決定したという。
これは同馬を管理している角居調教師が「デイリースポーツ」の取材で明かしたもの。角居調教師は「7月の半ばに栗東に戻します。産駒の中では母に最も似ていますね」と今後の予定を説明しつつ、素質馬の秘めたる能力に目を細めたという。
2007年に牝馬として64年ぶりに日本ダービー(G1)を制覇、翌年からは2年連続の年度代表馬に輝き、そしてJRA顕彰馬として殿堂入りも果たしているウオッカの4番仔として誕生したタニノフランケル。その父馬は現役時に14戦14勝、G1競走10勝を誇るフランケルだ。昨年、同馬の初年度産駒がデビューしたばかりだが、すでにオークス馬のソウルスターリングを輩出するなど、日本の競馬に高い適性を示している。ちなみにウオッカは日本ダービーのほかG1を7勝、父フランケルはG1を10勝しているため、ソウルスターリングの16を超える「17冠ベビー」ということになる。
「17冠ベビー」のタニノフランケルのデビューの一報に対してネット上のファンは「どんなレースするか楽しみだ!」「調教も動くらしいし期待」と早くから胸を躍らせているようだ。
タニノフランケルは、名前が決まる以前から2018年の英ダービーに一次登録を済ませていることでも話題となった。過去の勝ち馬にも歴史的な名馬が揃う「世界最高峰のダービー」に出走するための第一歩を、タニノフランケルは見事に飾ることができるのだろうか? 出走が今から待ち遠しい。
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