キタサンブラック世代最後の大物がついに完成! グレーターロンドン陣営の自信満々情報をゲット
29日(日)の天皇賞・秋(G1)は、キタサンブラックの引退ロードG1・3連戦の初戦として注目されている。レースにはそのキタサンブラックをはじめ、出走予定の18頭中、16頭が重賞ウイナー、G1馬は8頭を数えるなど実力、実績を兼ね備えた豪華な顔ぶれが並ぶ。その中で実績こそ劣るも密かに注目されているのが、グレーターロンドン(牡5、美浦・大竹正博厩舎)だ。
グレーターロンドンは早くから素質は認められながらも、故障で3歳クラシックには出走できなかった。重賞初挑戦は5歳。初挑戦の安田記念(G1)は4着、次走の毎日王冠(G2)では3着と好走するも勝利までには至っていない。重賞の壁に阻まれているグレーターロンドンだが、次戦ではさらに上位に食い込むと見ている関係者も多いという。
「前走の毎日王冠ではG1勝利馬が5頭出走するという豪華な布陣ながらも、グレーターロンドンは上がり最速32.6秒を記録する末脚を発揮して馬券内に入る大健闘を見せました。ですが、鞍上の田辺裕信騎手はレース後に『目一杯仕上げていない』とコメントしたように、仕上がりは8分程度だったよう。それにもかかわらず、有力馬たちを相手取って互角の戦いを見せた同馬に対して田辺騎手も自信を深めているようですよ」(記者)
不十分な出来がらも一線級の馬たちとも五分以上の戦いを繰り広げ、秘めた実力を垣間見せたグレーターロンドン。厩舎関係者たちも次走での重賞初勝利に向けて鼻息が荒いという。
「池江泰寿調教師のように”ビッグマウス”を多用することはない大竹厩舎ですが、今回はかなりの自信を持っているようです。またこれまで経験がない距離でのレースには一抹の不安が残りますが、エージェントたちからも『前走以上は間違いない』との評も聞こえてくるなど、期待されているようです。グレーターロンドンは同世代のキタサンブラックとは天皇賞・秋で初顔合わせとなりますが、同レースで同馬の最大のライバルとして立ちふさがる可能性もありますよ」(競馬誌ライター)
グレーターロンドンはキタサンブラックを始めとする有力馬たちを蹴散らし、大輪の花を咲かせることができるのだろうか? ケガに泣いた大器が晩成することを期待したい。
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