JRAベテラン厩舎と「レーヌミノル馬主」が全面戦争? 驚愕の「全馬引き上げ」で復活に水差した?
ソウルスターリングにリスグラシュー、カラクレナイらを退けて桜の女王に輝いたレーヌミノル(牝3歳、栗東・本田優厩舎)。8人気ながらも強力なライバルたちをねじ伏せた同馬の未来にかけられた期待は大きかった。
しかし次走のオークス(G1)で13着と惨敗すると、ローズS(G2)9着、秋華賞(G1)14着と続けざまに手ひどい敗北を喫してしまう。
これらの結果を受け、「終わった馬」との残念すぎる評価もされたレーヌミノル。だが、前走のマイルチャンピオンSでは10人気ながらも、残り200mでエアスピネルとともに馬群から抜け出して好勝負を演出。最後には外から飛び込んできたペルシアンナイトに交わされ4着に終わったものの、勝ち馬とのタイム差は0.2秒と高いマイル適性を発揮して復活の兆しを見せた。
「昨年の小倉2歳S(G3)を6馬身差で勝利を上げたこともあり、レーヌミノルにはスピード偏重のイメージが強かった。桜花賞以後はすべてマイル以上の距離だったので同馬には長すぎたのでしょう。今回のマイルチャンピオンSで、1600mならば一線級の馬たちとも渡り合えることが証明されました。次走には芝1400mの阪神C(G2)が予定されており、ここでの完全復活も期待されます」(競馬誌ライター)
適性距離を発見したことで復活が待たれることとなった桜花賞馬レーヌミノル。これからの活躍に注目が集まるが、その陰で “同馬の外野”が少々騒がしくなっているという。
「レーヌミノルの馬主が、あるベテラン厩舎と関係を断ったそうなんですよ。詳しい事情はまだ判明していませんが、オーナーがその厩舎から所属馬をすべて引き上げたというので、よっぽどのことがあったと考えられます。これまでは2歳馬を数頭預けるなど関係は良好だったのですが……」(現場記者)
レーヌミノルとは直接関係はないものの、閉ざされた世界である競馬界。今回の一件が巡り巡って、なにかしらの影響を及ぼすことも考えられる。
ようやくこの復活の兆しが見え始めたにもかかわらず周辺がざわつき始めたレーヌミノル。果たしてどうなるのだろうか……。
PICK UP
Ranking
17:30更新- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
- 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛