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武豊騎手「上半期海外遠征」の締めは盛大に!? ラニとエイシンヒカリで欧米を制圧し「世界制覇」も夢じゃない!?

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eishinhikarihonkon.jpgエイシンヒカリ(JBISサーチ公式サイト)

 武豊騎手が、6月8日(水)~6月16日(木)までの海外渡航届をJRAに提出した。内容としては、アメリカクラシック三冠の最終戦・ベルモントS(G1)にラニで参戦した後、イギリスでプリンスオブウェールズS(G1)にエイシンヒカリに挑む流れである。

 以前より、今年春の武騎手は「世界を股にかけて騎乗する」と話題になっており、春G1シーズンの過密スケジュールはファンを驚かせた。今回の渡航は、上半期海外挑戦のクライマックスといえる。

 しかも今回の渡航に関しては、単なる「参戦」ではなく「勝利」を大きく期待される状況だ。

 ベルモントステークスに出走するラニは、アメリカクラシックを「皆勤」の予定。1戦目のケンタッキーダービーは9着、2戦目のプリークネスSは5着と敗れてはいるものの、後方から一気の末脚は確かで、距離がもっとも長いベルモントSならよりチャンスが増えるという見方をする関係者も多い。無論ダートの本場だけに厳しい戦いにはなるが、日本管理馬のアメリカクラシック制覇に胸が高鳴る。そう思わせてくれるだけでも素晴らしいし、武騎手なら「もしかして」と思う部分もあるのではないか。

 さらに、プリンスオブウェールズSへの期待度はラニ以上。エイシンヒカリは前走で仏G1イスパーン賞を2番手から抜け出して突き放す一方。仏ダービー馬ニューベイなど強豪を歯牙にもかけず、10馬身差の圧勝を果たした。このレースぶりは全世界に衝撃をもたらし、英レーシングポスト紙は「131」という世界一の評価を与えている。プリンスオブウェールズSには前走以上の強豪が集うと予想されるが、あのレースぶりが発揮されれば、勝利は十分射程圏内だろう。

 それぞれに大きな見どころのある2頭の挑戦。その鞍上を務める武騎手としても、大きな可能性の中で海外遠征を迎えることを喜んでいるに違いない。「プレッシャーを楽しむ」とインタビューなどで何度も語っているとおり、大舞台で自分を見失わない強さがある点も心強い限りだ。

 武騎手は、日本競馬での栄光はほぼすべて手中に収めており、このような人物が出るのは今後100年はないに違いない。だからといって「世界制圧」までできるのかといえば、これまでは半信半疑だったファンも多かっただろう。しかし今、それが現実に届くかもしれない領域に武騎手はいる。心の底から「すごい」という言葉しか出てこないのだから困り者だ。
(文=利坊)

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