真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.12.26 09:05
JRA「大失敗」が現実に……有馬記念キタサンブラックの「余韻」に飲み込まれた新設G1ホープフルSにメディア関係者もお手上げ?
編集部
2001年に単勝1.2倍で8頭立ての弥生賞を勝ったアグネスタキオン、2005年に10頭立てのレースを同じく単勝1.2倍で順当勝ちしたディープインパクトなどは、まさにその典型といえるだろう。ワグネリアンが現状で、この2頭に比肩するような評価を受けているのかは定かではない。だが、少なくとも来年の弥生賞は圧倒的な「1強」状態を築くだろうとは思われていた。
しかし、今月2日のシクラメン賞(500万下)を4馬身差レコードで圧勝したオブセッションが「弥生賞出走」を表明したことで俄然、大きな注目が集まっているようだ。
オブセッションといえば、今年レイデオロとソウルスターリングで、同一年ダービー&オークス制覇の偉業を成し遂げた藤沢和雄厩舎が送り出す超新星。シクラメン賞で記録した1:45.6は、後の皐月賞馬イスラボニータが2013年の東京スポーツ杯2歳S(G3)で叩き出した1:45.9の2歳レコードを更新する時計である。
ただ、この「2強」が激突するのは、同じ中山2000mでもホープフルSではなく、来年3月の弥生賞であるという事実には、さすがのJRAも歯がゆいに違いないだろう。
「ファンの間でもワグネリアンとオブセッションの2頭は、早くも2歳王者のダノンプレミアムと並んで世代トップを争う存在として注目されています。
そんな事情もあって、今回の弥生賞での激突決定には『この対決をホープフルSで見たかった』という声は大きいですね。むしろ、『これをやるためにホープフルSをG1にしたんじゃないの?』とJRAに疑問を投げ掛ける声も……。
一方のホープフルSは売り上げの核の1頭だったモーリスの全弟ルーカスが、追い切りのアクシデントで回避するという、悲惨さに拍車が掛かっている状況……記者連中もなんとか新設G1を盛り上げようとはしていますが、今のところ『盛り上がる要素がない』というのが偽らざる本音みたいですね」(競馬記者)
PICK UP
Ranking
23:30更新- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!