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JRA「大失敗」が現実に……有馬記念キタサンブラックの「余韻」に飲み込まれた新設G1ホープフルSにメディア関係者もお手上げ?

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 今年から競馬の総決算を担うこととなった新設G1・ホープフルS(G1)だが、開催の28日を2日後に控えた26日でさえ、まったく盛り上がらない状況だ。

 世間の関心は有馬記念終了を機に急速に冷え切り、競馬ファンの話題も未だ有馬記念とキタサンブラックが中心。昨日には出走各馬の最終追い切りが行われたが、取り扱うメディア各社でさえ、まだ「有馬優先」という色がありありと伺えた。

 果たして、競馬を主催するJRA(日本中央競馬会)はこの状況を想定……いや、”覚悟”して12月28日の競馬開催、並びにホープフルSのG1昇格を決断したのだろうか。

 その真意はさておき、25日には皮肉なことにホープフルSと同じ、中山の芝2000mの「重賞レース」が大きな注目を集めた。

 それは、来年3月4日に開催される弥生賞(G2)だ。

 牡馬クラシック第一弾・皐月賞(G1)に向けた王道トライアルには、圧倒的な強さでデビュー3連勝を飾り、来年の「クラシック最有力」と噂されるワグネリアンが早々に出走を表明していた。

 無論、弥生賞はG2であり、あくまで皐月賞の前哨戦。スプリングS(G2)や若葉S(OP)など、目標の皐月賞へ向かう道はいくつもある。そのため、ワグネリアンのような世代間で突出した実力馬が早々に前哨戦を決めた場合、どうしてもそのレースはメンバーが手薄になる傾向がある。

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