GJ > 競馬ニュース > ニュージーランドT(G2)
NEW

【ニュージーランドT(G2)展望】3歳世代のマイルチャンピオンへの試金石!前哨戦を勝ち上がり本番へと向かうのは?

【この記事のキーワード】, ,
【ニュージーランドT(G2)展望】3歳世代のマイルチャンピオンへの試金石!前哨戦を勝ち上がり本番へと向かうのは?の画像1

 4月に入り3歳馬に注目が集まるレースが続いていくが、7日(土)のニュージーランドトロフィー(G2)も来月のNHKマイルC(G1)を占う重要なレースだ。クラシック戦線では牝馬、牡馬ともに中心となる馬が出揃った印象を受けるが、このマイル戦線に関してはまだまだ抜けた有力馬はいない状況。一昨年、昨年と連続して高額配当が飛び交う波乱の決着となっているレースであるが3着馬までに与えられる優先出走権を手にするのはどの馬だろうか。

 出走メンバーで唯一の重賞馬となるカシアス(牡3、栗東・清水厩舎)がここでは有力となりそうだ。昨年の函館2歳S(G3)では、好位追走から直線でもしっかりと伸びて重賞ウィナーとなった。さらに、京王杯2歳S(G2)で勝ち馬に一歩及ばなかったが2着し、初めての1400m戦にも対応してみせた。ただ、やはり適性距離ではないと判断されたのか朝日杯FS(G1)は実績を残していたにもかかわらず10番人気の低評価。なんとか見返したいところだったが直線での伸びを欠き7着と初めての惨敗となってしまった。それでも今年の初戦に選んだのはマイル戦となるシンザン記念(G3)では、序盤から先頭に立つ積極的な競馬で結果は3着。牝馬2頭に敗れたがトップハンデとなる57㎏の斤量で不安視されていた距離に対しある程度の目途をつけた。課題であった距離にも対応できてきているだけに、ここでも結果を残し混戦模様から抜け出す存在となれるだろうか。

 前走で4馬身差の圧勝をしているケイアイノ-テック(牡3、栗東・平田厩舎)も引けを取らない能力を持っていそう。重賞ではデイリー杯2歳S(G2)3着、朝日杯FS(G1)での4着があり、重賞制覇は時間の問題かもしれない。ここまでの5戦全てで速い上りを使っており、特に前走の500万下のレースでは阪神競馬場の急坂をものともしない別次元の末脚を見せている。今回が初めての関東圏への輸送競馬となるだけに、当日の状態面は気になるところだが、前走のように道中でしっかりと脚を溜める自分の競馬ができれば上位争いに絡んでくるのは間違いないだろう。

 カツジ(牡3、栗東・池添厩舎)も重賞での大崩れがないだけにチャンスは十分あるはずだ。デイリー杯2歳S(G2)ではしぶとく粘り2着を確保したように、前々で立ち回れる器用さは小回りの中山競馬場で大きな武器となりそうだ。前走のきさらぎ賞(G3)は休み明けで馬体重が大幅に増えたことと1ハロン距離が伸びたことが影響したのか5着に敗れている。しかし、一叩きされた上積みが期待できる上、ここまで結果を残しているマイル戦へと戻る今回は改めて見直したい。得意の距離での重賞制覇を成し遂げていい形で本番に向かいたいところ。

【ニュージーランドT(G2)展望】3歳世代のマイルチャンピオンへの試金石!前哨戦を勝ち上がり本番へと向かうのは?のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
  2. クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
  3. 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
  4. 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
  5. C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
  6. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
  7. 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
  8. 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
  9. 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
  10. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛