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2018.04.05 08:28

JRA・C.ルメール騎手「悪夢」払拭の桜花賞(G1)へ……三冠馬級の大器アーモンドアイが「これだけは避けたい」敗北パターンとは
編集部
「ラッキーライラックは強いけど、負かす自信はあります」
8日に迫った今年の牝馬クラシック開幕戦・桜花賞(G1)。『東京スポーツ』の取材に応じ、断然の主役を務める2歳女王に対して、そう宣戦布告したのはアーモンドアイ(牝3歳、美浦・国枝栄厩舎)に騎乗するC.ルメール騎手だ。
数々の世界的名馬に跨ってきた、このフランス人騎手が自信を露にしたことには、当然ながら「根拠」がある。
1月のシンザン記念(G3)では11頭中9番手という後方から、上がり最速の末脚で完勝。レースを見守った陣営が「他(の馬)が止まって見えた」と口にするのも当然だ。上がり3ハロン34.4秒は2位に0.7秒差をつける、まさに”異次元”の末脚だった。
前日には関東の中山で牝馬限定重賞のフェアリーS(G3)があったにもかかわらず、わざわざ関西の京都に遠征してまで牡馬に挑戦。臨戦態勢だけを見ても、アーモンドアイに対する陣営の期待値に高さが窺えるが、これだけのレース内容を見せつけられれば周囲も納得せざるを得ない。
過去10年間を遡っても、牝馬ながらにシンザン記念を制した馬は2012年のジェンティルドンナのみ。述べるまでもなく後の三冠馬だ。2着馬も2016年のジュエラー、2007年のダイワスカーレットは、いずれも桜花賞を制している。2011年の3着馬マルセリーナも、やはり桜花賞馬だ。
さらにグレード制が導入された1984年以降、「関東の牝馬」がシンザン記念を勝ったのはアーモンドアイが史上初。歴史を振り返れば、本馬には桜花賞を勝つだけの資格が「十二分に備わっている」といえるだろう。
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