
ディープインパクト「世界制圧」の一里塚? サクソンウォリアー「ムーアで英ダービー」にかかる期待

英2000ギニーを勝利し、ディープインパクト産駒の日本産馬初となる英国クラシック制覇を成し遂げたサクソンウォリアー(牡3歳、愛・A.オブライエン厩舎)。
素晴らしい偉業を達成したサクソンウォリアーだが、陣営は1冠だけで満足することはなく、続いてR.ムーア騎手を背に英ダービー(G1・芝2400m)へ出走を予定していると表明。さらにセントレジャー(G1・芝2900m)出走も視野に入れているため、英国クラシック3冠を完走する構想もあるようだ。
「日本同様英国でもダービー制覇に思い入れが強い関係者は非常に多い。そのため、サクソンウォリアーのダービー制覇は相当な困難を極めることが予想されます。ですが挑戦する以上、チャンスがあるのも当然。サクソンウォリアーがどこまで偉業を積み重ねることができるのか、今後に期待が集まります」(競馬誌ライター)
デビュー当初から高い評価を受けてきたサクソンウォリアー。クラシック制覇の経歴も手に入れたことで、評価はうなぎ登り。そして今後の活躍次第ではさらにそれが上昇することも予想される。
「活躍すれば、当然ながら種牡馬入りしてからも重宝されることが予想されます。サクソンウォリアーは、ノーザンファームの吉田勝己代表がアイルランドのクールモアグループから預託されたメイビーの仔です。その吉田氏はサクソンウォリアーの活躍を目にし、『(クールモアグループに)とんでもない種牡馬ができてしまったのかもしれない』と語ったそうです。
近年、ディープインパクト産駒は種牡馬として海外で注目度が高く、すでに運用されている馬もいますが、サクソンウォリアーにかけられた期待はそれら以上なのは間違いないでしょう。近い将来、ディープインパクトの孫たちが海外で大活躍を繰り広げる可能性もあります」(競馬記者)
大きな期待がかけられているサクソンウォリアー。ディープインパクトの仔は、今後どのような活躍を繰り広げてくれるのだろうか?
PICK UP
Ranking
5:30更新JRA「謎の主取り」ディープインパクト産駒「大盛況」も唯一の敗者……セレクトセール「平均2億円」ディープ特需に埋もれた“13番目の男”とは
JRA“6億円馬”ディナシー「セレクトセール最高落札馬は走らない」負の格言代表的存在が繁殖牝馬セールへ
アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- キタサンブラック産駒を超高価格で落札「謎の購買者」が2年連続で話題に? 昨年の落札馬は「有名オーナー」の名義に
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 「庭先取引」の問題点を一変させたセレクトセール!億超え馬を落札する名物オーナーたちも登場…オープンでフェアな取引に多大な貢献【競馬クロニクル 第63回】
- JRA「6億円」の衝撃から3年、まさかの「名義変更」から2カ月。アドマイヤが“北の大地”で存在感を示す!
- JRAも「G1同日開催」を増やすべき? 香港春競馬「大変革」に日本競馬の進化を求める声も……