GJ > 競馬ニュース > レイエンダ復帰圧勝  > 2ページ目
NEW

JRA「超大物」レイエンダが復帰戦を圧勝! 遅れてきたダービー馬全弟の気になる「次走」と見据える「秋ローテ」は?

【この記事のキーワード】, ,

 後方2番手のまま最後の直線を迎えたレイエンダは、外に持ち出されると馬なりのままじょじょに進出を開始。残り400mを切ってルメール騎手の追い出しに応えるように加速すると、一気に粘るビービーデフィを捉えて先頭に。結局、ルメール騎手からムチが飛んだのは先頭に立った瞬間、気を抜かないために打たれた1発だけだった。

「お兄さんと同じで走るのが大好きな馬。直線は長く脚を使ってくれたね。春はクラシックに出走できなくて残念だった。秋に大きなレースに出走できれば」

 レース後、主戦騎手が今後に思いを馳せると、藤沢調教師も「復帰戦としては、想像以上の走り」と手応えを隠さない。自己条件とはいえ約10カ月ぶりの復帰戦としては、今後に大きな期待を抱かせる上々の内容だった。

「能力を感じさせる勝ち方でしたね。この日の東京は異様に時計の出る馬場だったので、1:58.8の勝ち時計を鵜呑みにすることはできませんが、内容としてはスケールを感じさせる完勝でした。全兄のレイデオロがあまり速い上がりを使うタイプではない中、上がり3ハロン33.6秒の末脚を使えたことも収穫だと思います。

デビュー頃から『兄以上』と言われ、新馬戦を勝った際にルメール騎手から『来年のチャンピオンになれる』とまで言い切らせた逸材。春のクラシックを棒に振ってしまったことは残念ですが、今後世代の勢力図を大きく塗り替える可能性もありますよ」(競馬記者)

 とはいえ、現段階では500万下を勝って2勝目を上げたばかりの存在。27日に迫った日本ダービー出走は現実的ではない。大きな挑戦になりそうな秋を見据え、気になる「次走」に関して藤沢調教師は「もう1回、東京で使えたら使う」と明言している。

 有力候補として考えられるのは、6月17日の町田特別(1000万下、芝2400m)もしくは23日の八ヶ岳特別(1000万下、芝1800m)といったところか。いずれにせよ、ここで3勝目を上げることができれば、秋には余裕を持って菊花賞トライアルに挑むことができそうだ。

JRA「超大物」レイエンダが復帰戦を圧勝! 遅れてきたダービー馬全弟の気になる「次走」と見据える「秋ローテ」は?のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  2. 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
  3. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
  4. 「死活問題」発生に競馬YouTuberが絶滅の危機!? 突然の動画削除にファンも動揺…… チャンネル配信者らに何が起こったのか
  5. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  6. エリザベス女王杯「単勝430.6倍」大激走に19歳ジョッキーも「本当に信じられません」。 武豊1番人気がまさかの結末で生まれたJRA・G1最高配当【競馬クロニクル 第30回】
  7. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  8. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
  9. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  10. JRA調教師の目標は「餌やり」からの卒業!? 競馬界の「影の王」ノーザンファーム外厩大成功に存在意義ズタズタ……