JRA丸山元気「初日本ダービー」に感激! アドマイヤアルバ騎乗を呼び込んだ「バイオリズム」
2018年の1回新潟開催(4/28〜5/20)のリーディングジョッキーは、12勝を挙げた美浦の丸山元気騎手。2010年、2016年に続いて3度目。5/20現在、全国リーディング12位で31勝を挙げており、昨年の年間勝利数は29勝なので、半年も経たずにすでに上回っている。絶好調だ。
かつて2年目の2010年92勝、2011年72勝を挙げるなど活躍していた丸山騎手だが、このところは年間30勝前後。騎乗数はそれなりに確保できているが、エージェント制が普通となっている昨今、良い馬は外国人ジョッキーやリーディング上位の騎手に渡るため、そこで勝ち星を積んでいくのはキツイことだろう。
「ところが、本人は我々の見方とは少し違っているようです。以前、丸山騎手は『あの頃(2010、2011年)は出来過ぎで、恵まれた結果でした。いつもそこと比較されるんですが、このところの自分の成績が今の自分なんです』と語っています。なので本人は近年の30勝台とあの2年とを比較することは無いようです。ただ、年間50勝を目標にしているので、そこに到達できていない自分に苛立ちはある。しかし今は、根本厩舎に野中悠太郎騎手、そして、藤田菜七子騎手が所属となり、先輩ジョッキーとして厩舎を盛り立てていて、昨年は2年目以降の成績ではワーストの勝利数でしたが、腐ることなく今年は積極的に乗りに行っていますね」(競馬記者)
勝ち星が増えれば騎乗依頼も増えるのは自然なことであり、そんなバイオリズムの好転は、新潟大賞典で11番人気のナスノセイカンを3着に持ってきて、万馬券を演出したことなどに繋がって行く。
新潟リーディングが決定となったときの丸山騎手の談話で、「まだまだ勝てるレースもありましたが、いい流れを続けることが出来ました。今回の新潟での好調があったからこそ来週のダービー初騎乗に繋がったと思いますので、この調子を維持できるように頑張ります」と語っていた。
そう、今週27日に開催される日本ダービーで、丸山騎手はアドマイヤアルバへの騎乗が決まったのだ。昨年の桜花賞以来。なんと1年2カ月ぶりのG1騎乗を大変喜んでいた。
PICK UP
Ranking
17:30更新- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
- 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛