
「関西G1の伏兵担当」カレンミロティックの宝塚記念はどうなる!? 「マイナス要因」は大きいが、それでも「一応は買う」?

前走の天皇賞で、キタサンブラックとの激戦の末に2着に敗れたカレンミロティック。ペースや展開さえ嵌れば確実に脚を伸ばして粘り込めるその実力に陰りはない。
当然、26日の宝塚記念(G1)でもコワい1頭である。天皇賞で同馬が展開と位置取りを味方につけた「真因」であるキタサンブラックも出走するため、天皇賞とまったく同じ景色をゴール板で見ることになるのではないか……そんな考えを巡らすファンもいるに違いない。
とはいえ、それはつまり「キタサンブラック次第」という表現もできなくもない。今回は天皇賞馬としてファン投票1位、当然他馬からマークされる可能性は高く、前走ほどマイペースで運べるのかは疑問だ。さらに、ファン最大の不安は「鞍上」だ。
今回、同馬の手綱を取るのは、T.ベリー騎手。秋には苦手な関東G1ではなくオーストラリア遠征を陣営は目論んでおり、同国の騎手に一度乗ってもらおうという意図があるようだ。
しかし、前走でカレンミロティックに騎乗した池添謙一騎手が騎乗できない点を、ファンは重く受け止めている。この春G1で1勝2着3回という好成績を残した池添騎手の手腕が、同馬の好走の原動力になった部分はあるだろう。
また、T.ベリー騎手は今年が初来日。東京競馬場では人気薄を馬券圏内に持っていくシーンも多いが、安田記念で断然人気のモーリスを敗戦させたイメージも強く、ファンとすれば大きな信頼を与えられない部分もあるだろう。
ただ、それでもカレンミロティックの「不気味さ」は消えるまでではない。宝塚記念では一昨年3着に入った実績もあり、関西圏のG1では「いつ突っ込んでくるかわからない」怖さがある。
今回も、そこまでの人気にはならないであろうカレンミロティック。展開一つ、位置取り一つで大きく着順が変わる存在だけに、「一応馬券に入れておく」というファンも多いのではないか。
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